GoogleマップやGoogleビジネスプロフィールは、日々新機能の公開やアップデートされ続けています。

また、MEO対策の面ではGoogle以外にも、Yahoo!マップやApple Mapsなどのアップデートがされており、Google以外の媒体の情報も知っておくべき必要があります。

本記事では、Googleビジネスプロフィールやその他媒体の管理・運用担当者が知っておくべきニュースをまとめました。

目次
  1. 高評価投稿で料金割り引き”は「ステマ」　都内の医療法人に消費者庁が初の措置命令
  2. Googleマップアプリのクチコミに対して、リアクションの追加
  3. Google、2024年6月のスパムアップデートをリリース
  4. LINEヤフーが掲げる「Connect One構想」、LINE公式アカウントの役割と今後のアップデートについて
  5. auPayなど新たな決済方法の選択項目が追加
  6. AI Overviewが米国で一般公開
  7. 【MEOチェキ】有料導入数60,000店舗突破！個人店からチェーン店まで幅広くご活用頂ける店舗集客DXツール
  8. Googleビジネスプロフィールのチャット機能が廃止
  9. 2024年3月のコアアップデートが完了
  10. 【調査レポート】56%の企業がGoogleマップ活用の成果を体感！
  11. Googleビジネスプロフィールで効果的な写真30選
  12. LINE PLACEが「Yahoo!マップ」とのサービス統合
  13. まとめ：最新情報を確認して適切な管理・運用を行いましょう。

高評価投稿で料金割り引き”は「ステマ」　都内の医療法人に消費者庁が初の措置命令

消費者庁によると、「医療法人祐真会」が運営するマチノマ大森内科クリニックは、去年10月、インフルエンザワクチンを接種しにきた人に対し、グーグルマップに星5か星4を投稿するよう依頼し投稿した人には、接種料金を550円割り引くなどしていたといいます。

消費者庁は高評価をつけた45件の投稿が、広告であると分からない、「ステルスマーケティング」にあたると判断し、景品表示法違反で表示のとりやめなどを命じました。

Googleのガイドラインでは、クチコミ獲得の方法として禁止されている手法について、景品表示にて、初の措置命令が下されました。

筆者が最近訪れた店舗の中には、インセンティブを提供してクチコミ依頼を行っている店舗もありました。Googleのガイドライン、景品表示法ともに認知していない店舗は今すぐ詳細の確認を行いましょう。

Googleマップアプリのクチコミに対して、リアクションの追加

Googleマップクチコミ欄
Googleマップより引用

グッドボタンだけでなく、絵文字などもいくつか追加されています。

現時点では、クチコミの表示順にどの程度影響するかは不明です。

しかし、クチコミを見たユーザーがどのような感情を持っているかを確認しやすくなり、クチコミの重要性がさらに高まると予想されます。

Google、2024年6月のスパムアップデートをリリース

2024年6月20日に、Googleは6月のスパムアップデートをリリースしました。このアップデートの完了には最長で1週間かかると言われています。

基本的に、スパムアップデートはスパム対策を行っていないサイトや店舗には影響はありません。

しかし、規制により相対的な順位が向上する可能性があるでしょう。

LINEヤフーが掲げる「Connect One構想」、LINE公式アカウントの役割と今後のアップデートについて

LINEヤフー株式会社は、企業のマーケティング担当者を対象としたイベント「Hello Friends! W!th LINEヤフー」を5月28日・29日に開催しました。

店舗ビジネスを運営する方向けの内容では、下記の項目が影響する可能性があります。

”2024年内にLINE公式アカウントの情報を検索結果などさまざまなサービス面に表示する予定だ。LINEウォレットタブでは、地図情報やお知らせ情報、Yahoo!プレイスではLINE公式アカウントのクーポン情報が表示されるようになる。”

LINEヤフーが掲げる「Connect One構想」、LINE公式アカウントの役割と今後のアップデートについて より

2024年中にYahoo!プレイスにLINE公式アカウントのクーポンが表示されるなど、これらの実施により、さらに強力なものになるでしょう。

auPayなど新たな決済方法の選択項目が追加

2024年5月9日ごろから、Googleビジネスプロフィールに設定できる決済方法の種類が増えました。

今回の追加では、日本で主要な決済方法である「PayPay」や「au Pay」などの項目が追加されています。

現在、キャッシュレス決済の需要は年々増加しており、特定の決済手段を使えるか事前に確認できない場合、来店を控えるケースも考えられます。そのため、決済方法をビジネスプロフィールに登録しておくことで、お客様が安心して来店しやすいお店となるでしょう。

AI Overviewが米国で一般公開

日本時間の5月14日のGoogleの発表によると、SGE（Search Generative Experience）が、米国のすべてのユーザーに対して展開されることが発表されました。

加えて、間もなく他の多くの国でも展開が予定されています。また、SGEの名称がAI Overviewに変更されました。

日本での導入時期はまだ不明ですが、2024年末までに10億人が利用可能とのことですので、今年中に展開される可能性が高いです。

Googleの公開しているYouTubeではローカルパックなどローカル検索に関する変更がかけられている部分もあり、MEO対策の面でも大きく変わっていく可能性があります。

参考：Generative AI in Search: Let Google do the searching for you

【MEOチェキ】有料導入数60,000店舗突破！個人店からチェーン店まで幅広くご活用頂ける店舗集客DXツール

MEO CHEKI 60,000店舗突破

MEOチェキとは、店舗集客に必要不可欠なGoogleビジネスプロフィールの管理・分析が行えるツールとして、2019年8月にリリースしたMEOツールです。

SMB顧客（個人店）からエンタープライズ顧客（チェーン店）まで幅広く導入が進み、2024年4月末で有料導入数が60,000店舗を突破する国内最大級のMEOツールです。

上位表示要因の自動分析や特許取得済の日次順位計測などの効果測定、投稿や多店舗の一括管理機能、Yahoo!連携など、Googleビジネスプロフィール運用に必要な機能を豊富に搭載しています。

株式会社トライハッチは、今後も経営理念である「STORE FIRST」を胸に、店舗ビジネスを展開されているすべての企業が定量的・効果的な集客を実現できる未来の実現に向けて邁進し、日本の経済成長に貢献してまいります。

Googleビジネスプロフィールのチャット機能が廃止

Googleビジネスプロフィールチャットの変更
引用元：https://support.google.com/business/answer/14919062

2024年5月29日にGoogleから、Googleビジネスプロフィールのチャット機能が廃止されるとの通知がヘルプページやメールで伝えられました。

2024年7月15日以降、新規のチャット会話はできなくなり、7月31日以降にはチャット機能が完全に削除される予定です。

チャット機能は一部のビジネスで頻繁に利用されていますので、今後は質問と回答の利用率などが上昇する可能性があります。

チャットを通じて予約が入る店舗は、Googleの予約機能や公式LINEの活用など、廃止までに代替案を検討しましょう。

参考：Changes to Google Business Profile chat

2024年3月のコアアップデートが完了

2024年4月27日、Googleは2024年3月のコアアップデートが完了したとXに投稿しました。

通常、完了後すぐに情報が公開されますが、今回のコアアップデートの完了は4月19日となっており、その情報が公開されるまでに約1週間を要しました。

今回のアップデートは、スパムアップデートと同時に行われ、合計45日間に及んだなど、通常のアップデートとは異なる点が多かったため、このような点も遅延の原因かもしれません。

弊社の独自ツール「MEOチェキ」で計測した店舗の中には、順位が大きく変動したものが多く、Google ビジネスプロフィールの運用やMEO対策に大きな影響を与えたと考えられます。

アップデートの傾向が分かり次第、詳細を本ブログで共有いたします。

【調査レポート】56%の企業がGoogleマップ活用の成果を体感！

調査レポートアイキャッチ

本レポートは株式会社トライハッチが、2024年に飲食・医療業界の経営者136名を対象にデジタルマーケティングの意識調査を実施しました。

その結果、56％の経営者がGoogleマップの活用が成果につながったと回答し、今後の展望では口コミ課題の解消に向けた取り組みの強化を考える経営者が多いことがわかりました。

Google ビジネスプロフィールの運用やSEO対策を行っている企業が、その運用についてどのように考えているかを理解することができます。

詳細に興味がある方は、こちらからご確認ください。

【調査レポート】56%の企業がGoogleマップ活用の成果を体感！「Googleビジネスプロフィール活用の実績と将来への展望」ビジネスにインパクトを与える課題に現役経営者が回答

Googleビジネスプロフィールで効果的な写真30選

飲食店の店内画像

この記事では、Google ビジネスプロフィールに掲載をする写真の例を30個、紹介していくれている記事です。

Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプページには、写真を掲載しているビジネスは、掲載していないビジネスに比べて、ユーザーが店舗までのルート検索を行う回数や、ウェブサイトのリンクのクリック回数が増える可能性が高くなると記載があります。

また、Google側が用意を推奨している写真の基準も掲載があります。

写真が自社のビジネスプロフィールをアピールすることに重要な要素の１つと頭で理解をしていても、実際は、具体的な写真の掲載がないケースはよくあります。

そのため、効果的な写真の具体例の掲載のある、本記事はとても参考になるでしょう。

Googleビジネスプロフィールで効果的な写真30選（前編：外観や設備などのアイデア15）

Googleビジネスプロフィールで効果的な写真30選（後編：商品/サービス・人間/感情のアイデア15）

LINE PLACEが「Yahoo!マップ」とのサービス統合

地図にピン

2024年4月16日にLINE PLACEがYahoo!マップと統合されると発表されました。

LINE PLACEは2024年6月3日（月）を持ってYahoo!マップと統合され、サービス終了となります。

また、MEO対策の面ではLINE PLACEに掲載されていたクチコミがYahoo!マップに統合されるとのことで、クチコミ数が大きく増加するケースやクチコミ点数に変化が出てくるでしょう。

LINE PLACEは長い期間、クチコミ投稿数に応じて、ユーザーにインセンティブ付与していた期間があったため、Yahoo!マップよりも多くのクチコミ数を抱えている店舗も多いでしょう。

今後の移行スケジュールなどは下記よりご確認ください。

「Yahoo!マップ」とのサービス統合のお知らせ

まとめ：最新情報を確認して適切な管理・運用を行いましょう。

Google ビジネスプロフィールは、お客様がGoogleマップや検索でお店を見つけやすくするための強力なツールです。

正確な位置情報、営業時間、連絡先といった基本情報の登録から、お客様のレビューや写真の追加まで、お店の魅力を直接伝えることができます。

一方で、ガイドラインを守ることや正しい情報の発信をしなければ、悪影響につながる可能性もあります。

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