お店や会社の周知や訪問をダイレクトに促すことができるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)ですが、大手の飲食店や企業はもちろん、個人のお店でも活用するケースが増えています。

そこで今回は、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の料金について解説。無料と有料で運用する場合の違いも詳しくまとめました。

この記事でわかること
  • Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の料金
  • Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の有料サービスについて
  • Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の始め方
  • 有料で運用した場合の費用対効果 

「Googleマイビジネス」は2021年11月に「Googleビジネスプロフィール」に名称が変更されました。分かりやすさを重視するため、本記事では、一部“Googleマイビジネス”としております。

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Googleマイビジネスの登録・運用に料金はかかる? 

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは、Googleの検索結果やGoogleマップなどを利用して、お店や会社のさまざまな情報を発信できるサービスです。2023年4月現在、基本的に利用料金かからず、Googleマップに無料で掲載することができます。

自社運用も可能ですが、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に特化した代行サービスも高い費用対効果が得られるため、活用している企業様やご担当者様も多数います。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に関連した有料サービスは複数あり、Google広告の掲載やMEO対策業者に運用を委託するなどの方法で、より高い集客が見込めるとされています。

Googleマイビジネスで無料でできることとは?

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で費用をかけずにできることは5つあります。

Googleビジネスプロフィールの無料サービス
  1. 店舗の基本情報の登録
  2. 口コミ投稿への返信
  3. 最新情報の公開
  4. 写真の投稿
  5. お客様とのメッセージのやりとり

①店舗の基本情報の登録

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、お店の住所や営業時間など、以下のような基本情報を登録できます。

Googleビジネスプロフィールの基本情報
  • 店舗名
  • 店舗住所
  • 電話番号
  • 営業時間 など

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に基本情報を登録すると、Googleの検索結果の「ナレッジパネル」という場所に反映されます。

ナレッジパネルには、基本情報のほかにも最新情報や商品情報が表示されます。

自社の公式HPやオンラインショップのリンクを張ることも可能です。ナレッジパネルにリンクを張ることで、ユーザーがアクションを起こしやすくなります。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に基本情報を登録することで、お店を周知させるだけでなく、ユーザーにとって利用しやすさがアップします。

具体的な登録方法・アカウントの作成方法、使い方などは別の記事で詳しく解説しています。

詳しくは「完全版 | Googleマイビジネスの使い方を登録から運用まで徹底解説」を参考にしてください。

②クチコミを獲得すればユーザーの声で集客できる

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で自社のオーナーになれば、クチコミに返信できます。「ありがとうございます、またご来店ください」など返信し細かく対応することで、顧客満足度の向上やリピーター獲得にもつながるでしょう。

また、クレームや悪質なメッセージの対応も可能です。オーナー権限を持てば、削除してほしいクチコミに対して削除依頼をすることもできます。

不満を持っているお客様に対してコメントの返信も可能ですので、サービスの改善に役立てることもできます。

③営業時間などの最新情報を表示できる

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、最新の営業時間をリアルタイムで更新でき、新型コロナウイルス感染症による休業や閉店時間の変更を共有することも可能です。

ユーザーが店舗を検索する際に、営業時間が更新されておらず、来店頂いたにも関わらず営業していないとなると、店舗イメージの低下や、リピーター客を逃すことにも繋がります。

Googleマップユーザーが増えているからこそ、営業時間の編集は必ず行うようにしましょう。

④写真や投稿機能で店舗の魅力をアピール

スマートフォンやタブレットを使い、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のページを閲覧しているユーザーも多いでしょう。Googleマップなどで検索された際に、最新情報をタイムラグなしでお客様にお届けすることはとても重要です。

SNSのような感覚で最新の写真やメッセージを残せるのも、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の魅力のひとつ。店内の写真や自慢のメニューを掲載し、店舗の魅力をアピールしましょう。

参考:Googleマイビジネスの投稿をフル活用!雛形と投稿頻度も解説

⑤ユーザーとメッセージや質問を通して交流できる


Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、お客様と直接やり取りができるチャットサービスも提供しています。

例えば、ユーザーから送られてきた「今日はランチの営業はされていますか?」という質問に対してダイレクトで返信できます。「14:00までです。どうぞお越しください」などすぐに対応できた場合、お客様の来店率に影響に影響するため、メッセージ対応することをおすすめします。

メッセージでやり取りができるので、電話よりも気軽に利用でき、幅広い年代のお客様からのアクションも期待できるでしょう。

なお、デフォルトではメッセージ機能は無効の設定になっています。お客様とメッセージのやりとりをしたい場合には、「有効」に変更しましょう。

Googleマイビジネスの有料サービス

ここからは、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の有料サービスや、関連サービスについて紹介します。

活用のための3つの有料サービス・関連サービス
  • 業者によるMEO対策の強化
  • Google広告の利用
  • プロによるインドアビューの撮影 

 MEO対策(Googleマイビジネス代行)

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の利用は、基本的に無料です。しかし、より高い効果を望んでいる場合は、MEO対策業者への依頼を検討するとよいでしょう。

MEO対策とは、SEO対策とは違いGoogleの検索結果でお店や会社の情報を上位表示するための対策のことです。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は自社でも運用可能ですが、MEO対策業者に依頼すれば、より上位に表示させることができるでしょう。

以下、主なGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のMEO対策の代行業者と料金をまとめました。

▼MEO対策代行業者の料金一覧

会社名特徴料金
株式会社トライハッチ・自社開発ツール『MEOチェキ』導入実績多数あり
・チャットボットサービスによる問い合わせが可能
・特許を取得したツールを使える
29,800円~/月
A社・精度の高いアルゴリズム分析が特徴
・独自に開発したツールでの解析と手厚いフォローが受けられる。
33,000円~/月
B社・成果報酬型と月額固定型あり(成果報酬型は、上位表示された日数×成果額で換算)
・同時対策キーワードは4つ~(成果報酬型)
1,100円/日(成果報酬型)
27,500円/月(月額固定型)
C社・マーケティングに特化した企業によるMEO対策。
・成果報酬型、固定プランなど選べる4つのがある(成果報酬型は、上位表示された日数×成果額で換算)
1,500円~/日(成果報酬型)
35,000円~/月(月額固定型)
MEO対策各社のサービス内容

MEO対策業者に委託して運用すれば、自社運用より効率良く集客につながるでしょう。

なお、MEO対策の具体的な費用対効果については【解決!】MEO対策の費用対効果を自分で確認する方法とは?をご覧ください。

Google広告

Google広告とは、検索結果に広告を掲載できるサービスです。該当するサービスに関連するキーワードが検索されたときに、自動で広告を表示します。 

例えば、奈良市でヨガ教室を運営している場合、「奈良市 ヨガ教室」などの検索結果に付随する形で、店舗情報を表示し、集客率アップやサービスの利用につながりやすくなります。

360°写真の掲載

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、店内や社内の360°の写真を掲載できます。

別名インドアビューとも呼ばれ、お店の内部の画像を店舗情報で表示できるサービスです。インドアビューを表示することで得られる効果はたくさんあります。

インドアビューで得られる主な効果
  • 臨場感のある写真でお店の雰囲気を知ってもらえる
  • お店や会社に対する信頼度が高くなり訪問しやすくなる

ユーザーがまだ行ったことのないお店でも、インターネット上で店内の様子を知ることができます。店内の様子を見ることにより、初めて訪問するときの不安感もなくなり、より気軽に来店して頂きやすくなるでしょう。

インドアビューは自身で撮影することも可能ですが、写真撮影のテクニックはもちろん、専用機材が必要です。機材準備費や撮影時間、それにかかる手間を考えると、有料であっても業者に依頼する方が良いでしょう。

クオリティの高い写真を掲載したいなら、認定フォトグラファーに依頼するのもおすすめです。

Googleストリートビュー認定フォトグラファーは、Googleで簡単に検索できます。認定されていないインドアビュー業者に依頼してもOKです。イメージにあった写真を撮影できる業者を慎重に選びましょう。

Googleマイビジネスは有料?無料?どっちを選ぶべき?

これまでGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の有料・無料サービスを紹介してきました。では、実際にGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を賢く運用するには、どうしたらよいのでしょうか。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の手順と、有料化の移行タイミングについてまとめました。

まずは無料でオーナー権限を取得するべき

まずは無料でできるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)への登録を行いましょう。なお、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を行う際には、Googleアカウントの準備が必要ですが、13歳以上であれば誰でも登録できます。

Googleアカウントの準備ができたらGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)への登録を行います。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)への登録方法は、すでに登録されている場合とされていない場合で2通りの手順があります。

お店または会社がGoogleマップに登録されている場合

Googleマップにお店や会社が登録されている場合は、以下の手順でオーナーの権限を取得します。なお、基本情報はオーナー権限を持っていなくても情報の登録が可能なため、第3者が勝手に登録している場合もあります。

間違いがないかしっかりと確認しましょう。

Googleマップに登録されているお店や会社の権限取得手順
  1. Googleマップで店舗や会社を検索する。
  2. 店舗情報の下に表示される「ビジネスオーナーですか?」の欄をクリックする。
  3. 店舗情報や営業時間が誤っていないか確認する。間違っている場合や登録されていない場合は、画面左上のマイビジネスというボタンをクリックする。※間違っていない場合は、確認コードの取得申請を出す。
  4. Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のログイン画面を開いて、表示された店舗名をクリックする。
  5. 情報を入力する。
  6. 確認コードの取得申請を行う。確認方法を選び、住所を確認して郵送ボタンを押す。
    なお、オーナー確認はハガキもしくは電話などの手段でなされます。

お店または会社がGoogleマップに登録されていない場合

Googleマップで登録が確認できない場合は、新規で情報登録を行いましょう。

Googleマップに登録されていないお店や会社の権限取得手順
  1. Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のトップページの「今すぐ開始」のボタンをクリックする。
  2. ビジネスの名前(店舗の名称やサービスの名称)を入力する。
  3. Googleマップ上でお店や敷地の入り口付近を右クリックして“地図に載っていない場所を追加”を選択する。
  4. “場所を追加”のポップアップ画面で、ビジネスオーナーですか?のメッセージをクリックする。
  5. ビジネス名とビジネスカテゴリを選択して次に進む。
  6. “店舗やオフィスなど、ユーザーが実際に訪れることができる場所を追加しますか?”と表示される。実店舗は“はい”、デリバリーや出張サービスは“いいえ”を選ぶ。
  7. 住所を登録する(※ビル名やマンション名まで)。
  8. “ビジネスをすでに登録されていませんか?”のメッセージが表示されるので確認する。該当しない場合は“いずれも私のビジネスではありません”を選択する。
  9. “商品配達や出張型サービスを提供していますか?”と表示されるので“はい”か“いいえ”を選択する。
  10. 9ではいを選んだ場合は、サービス提供の地域を設定する。
  11. 連絡先やHPのURLを入力する。
  12. 確認コードの取得を申請する。

なお、郵送確認は19日以上かかるケースもあります。しばらくたっても連絡がない場合は、サポート窓口に問い合わせてみましょう。郵送ボタンを押した後に、店舗情報の更新をするとハガキが郵送されないので注意が必要です。

確認コードが手元に届いたら、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の権限取得の登録を行います。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の管理画面の左メニューの“コードを入力”を選択して入力しましょう。

さらに詳しく⋯

登録後上位表示しない場合はMEO対策業者に依頼する

オーナーの権限を取得すると、投稿や口コミ返信が可能になります。さっそく投稿を新規作成し、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用を始めましょう。しばらく運用しても上位表示されない場合には業者に依頼するのもひとつの手です。

上位に表示させるためには、MEO対策が重要です。MEO対策業者は、検索結果で上位表示のためにのノウハウを持っています。上位になりやすいキーワードを選定したり、投稿機能の活用方法など、さまざまです。

もちろん費用がかかりますが、それ以上に集客や売り上げのアップが期待できるケースも少なくありません。

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Googleマイビジネスを活用したMEO対策の効果

実際にMEO対策を行い、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を運用した場合の効果はどれほどなのでしょうか。

来店数と売り上げ、さらに費用対効果のモデルケースを見ていきましょう。

▼費用対効果のモデルケース(店舗A)

項目結果
来店数250回/月
平均単価2,000円
売上500,000円
利益165,000円
費用対効果266%

店舗Aでは、検索回数やプロフィール閲覧から導き出したGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)経由での来店数が250回/月でした。平均客単価が2,000円だと、月間で500,000円の売上があったことになります。

お店では30%を営業利益としているため、165,000円がGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)によるものになります。

次にこの店舗の費用対効果をみていきましょう。費用対効果の計算式は下記のようになります。

費用対効果の計算式

(営業利益-投資額)÷投資額×100

MEO対策に45,000円を投資した場合、165,000円の営業利益をあてはめると、以下の計算になります。

計算式

(165,000円-45,000円)÷45,000円×100=266%

このように、266%の費用対効果があったことになります。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では検索数やページの閲覧数を見ることが可能です。

MEO対策をすると費用がかかるのはデメリットですが、来客や売り上げアップやお客様への周知、さらに多店舗との差別化のメリットもあります。実際に運用しながら投資すべきかどうかを検討するとよいでしょう。

まずはGoogleマイビジネスを始めてみよう!

無料で始められるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、お店や会社の周知や来客に役立つツールです。より高い効果を望む場合には、有料サービスやMEO対策業者を活用するのもおすすめです。

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