GoogleマイビジネスとSNS運用の親和性とは!?

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を活用したローカルSEO(MEO)対策について、皆様はどのような運用をされていますでしょうか。ローカルSEO(MEO)対策は、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を最適化することで上位表示を獲得することが期待できます。

ただし、現代のマーケティング手法は多様化している観点から、ローカルSEO(MEO)で集客をしたいと思ったら他のメディアの力も強化(メディアミックス)していかなければなりません。

今回は、その中でもGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とSNS(特にInstagram)の関係性、親和性について紹介していきたいと思います。

Googleビジネスプロフィールへ名称変更

2021年11月初旬に「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」へ名称変更されました。本記事では、分かりやすさを重視し、一部「Googleマイビジネス表記」を使用させて頂いております。

なぜローカルSEO(MEO)とSNSは親和性が高いのか

ローカルSEO(MEO)は検索エンジン、InstagramはSNSといった形で、メディアが別媒体の為一見対策には無関係だと感じるでしょう。

ただし、別媒体だからこそ軽視してはいけない密接な関係にあります。

現代のマーケティング(消費者行動心理)に変化が出てきている

従来のマーケティング方法は、企業が伝えたいものを広告として認知させるという方法からサービスの認知を与えてきました。

ただし、消費者行動心理が変化してきている今、新たなマーケティングモデルにより消費者への情報の届け方が大きく変わってきています。

【これまでのマーケティングモデル「AISAS」】

Attention(注目/認知):(広告などで)商品やサービスを「知る」
Interest(興味):商品やサービスに「興味」を持つ
Search(検索):商品やサービスについて「検索」する
Action(行動):商品を「購入」する
Share(共有):その体験を「共有」する

【新たなマーケティングモデル「DECAX」】

Discovery(発見):ニュースサイトの記事、SNSで商品やサービスを「発見」する
Engage(関係):その商品やサービスを調べるなど、買い手と売り手の「関係」が深まる
Check(確認):関係が深まったら、その商品やサービスについて詳しく「確認」する
Action(購入):「関係」と「確認」の結果、自分が欲しい商品やサービスだったら「購入」する
eXperience(体験と共有):レビューへの記入や、SNSへの投稿など、購入体験を「共有」する

ネットやSNS上での検索という消費者側の能動的な行動によって、オウンドメディアの記事やSNS投稿などが発見される(Discovery)ことからスタートするのが消費者行動心理に変化されてきていることが大きな特徴です。

そこで自分にとって有益な情報に接することで商品との関係性(Engage)を深め、さらに商品情報ページなどでスペックなどのより詳細な情報を確認(Check)した上で、購入(Action)や体験共有(eXperience)という行動を起こす、という考え方です。

これを実際の施策に当てはめてみると、多くの人に発見してもらうための取り組みの代表例がSEO対策や、ローカルSEOです。

そして、発見された後により良い関係性を構築するためには、質の高い有益なオウンドメディアやSNSアカウントを運営することが重要であることが理解いただけるかと思います。

消費者の検索方法の変化

今までの消費者の検索行動はとしては、商品やサービスは検索エンジンで調べ、ポータルサイトなどを見て店舗を決定していたと思います。

実際に私も、飲食店を検索する際には「地域名×サービス名」等のようにローカルSEO(MEO)検索をしています。

ただし、AISAS ⇒ DECAXに変化があるように、一時検索がInstagramになっているという現状があります。

例)中野の周辺で居酒屋はないか? #中野居酒屋

上記で検索すると、下記画像のような検索結果が出てきます。

このような画像は、企業(店舗側)の宣材写真ではなく、一般ユーザー(第三者)の投稿が検索結果として出てくるため、ステマ感がなくユーザーも安心して店舗を「発見」することができます。

この「発見」の後に、検索エンジンで検索して情報の「確認」をします。

そうです。検索エンジンの前に、Instagramで検索されるのです。

この現象を、私は「ググるよりタグる」と呼んでいます。

参照元)SNSで検索する若者 具体的な行動にむすびつけるには

実際に、Instagramだけでなく、Twitterも「#(ハッシュタグ)」を活用して検索できることから、若者の間ではSNSの検索割合は8割を超えることがデータでもわかります。

発見された後に機会損失を防ぐために

Instagram等のSNSで無事店舗を発見されるところまで運用ができてきてもまだ油断はできません。

DECAXの「発見」→「関係構築」→「確認」→「購入」→「体験の共有」の「確認」部分で大きく機会損失が生まれてします可能性があります。

それは、発見後の「確認(検索)」です。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の「クチコミ」が悪かったらどうでしょう。せっかく辿り着いてくれたユーザーが離れていってしまいます。

そのため、同時にクチコミ対策をしていくことをオススメします。

クチコミ対策を行う方法

クチコミの重要性を理解いただけたところで、ではどうやってクチコミを増やしていけば良いのかを説明していきます。

店舗スタッフから積極的にクチコミ依頼

この方法が費用をかけず対策をするには一番の方法です。しかし、スタッフが協力的ではない、お客さんにGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のクチコミ投稿場所を探してもらえない。といった手間のかかることがあります。

受付にGoogleマイビジネスのクチコミ記載場所までのQRコードを印刷しておいておく

こちらも費用が掛からずに運用することができます。こちらもスタッフさんに協力をして頂けなければなりませんが、お客さんにQRを読み取って頂くだけでGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のクチコミ投稿場所まで簡単にご案内できるのはオススメです。

クチコミ促進ツールを活用する

費用は掛かりますが、スタッフさんもお客様にもお手数をかけることなくポジティブなクチコミを獲得していけます。

弊社には星カクトくんというツールも御座います。無料トライアルも実施しておりますので、是非一度お問合せください。

星カクトくん

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ローカルSEO(MEO)とSNS(特にInstagram)の関係性をご理解頂けましたでしょうか。

今回はローカルSEO(MEO)とSNSの関係性についてご紹介しましたが、ローカルSEO(MEO)とオフライン(TVCMやチラシ等)も同じような役割を担います。

このようなメディアミックスを考え、ローカルSEO(MEO)の対策を行うにあたっても、ローカルSEO(MEO)のことだけ頑張ろうというマーケティング方法はナンセンスです。

どの施策でも多くがローカルSEO(MEO)に関わってきます。是非今対策されている施策を見返し、これはローカルSEO(MEO)にどのような影響を与えるのかという戦略も見直して頂ければ幸いです。

また、クチコミも同時並行で進めることで、機会損失を防ぐような対策も進められればより売上増加に結び付く期待値も増加するでしょう。