【医療美容業界必見】医療美容業界におけるGoogleマイビジネスの重要性とは?

飲食業界がコロナ禍による打撃を多く受けている印象を受け、Localengineでは、これまで飲食業界に向けてのWEBマーケティングについての解説を多く取り上げてきました。

今回はユーザー側の比較検討時間が長い業界(顧客単価の高い業界)である「医療美容業界」について、面白いデータがありましたので紹介をさせて頂きます。

医療美容業界におけるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の重要性について解説をしていきますが、比較検討の長い業界(顧客単価の高い業界)に対しても参考になる記事となっておりますので、是非ご一読ください。

Googleビジネスプロフィールへ名称変更

2021年11月初旬に「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」へ名称変更されました。本記事では、分かりやすさを重視し、一部「Googleマイビジネス表記」を使用させて頂いております。

なぜ顧客単価が高いと比較検討期間が長いのか?

こちらは言うまでもないかもしれませんが、ユーザーにとって費用が高いものほど「失敗したくない(後悔したくない)」という心理が働く為です。

特にこのコロナ禍においての消費者心理は、収入面の問題も作用することで「節約(価格)」という考えも出てくるため、より働いている心理状態だと考えられます。

また、その「失敗したくない」という心理は、ゼネラルリサーチ株式会社が調査したアンケートにも数値として表れています。

出典)https://general-research.co.jp/report34/

このアンケート結果から価格面はもちろん、それと対になる関係に「価値に見合った対価を重視する」ことが読み取れます。

このような結果から比較検討のアクションとして、HP(ホームページ)やマスメディアなどの情報はもちろん、多くの第三者のクチコミを参考にして比較検討がされる傾向が増加しているのではないでしょうか。

医療美容を体験する人が活用する媒体とは?

それでは本題に入ります。

比較検討期間が長い業界と言える医療美容業界ですが、初経験のユーザーと2回目以降で活用する媒体が異なることを表すデータがあります。

初めて体験するユーザーが活用する媒体

まずは初めて医療美容を体験するユーザーが参考とする媒体を紹介します。

こちらも外部の調査結果を参考として紹介をさせて頂きます。

出典)https://news.biglobe.ne.jp/economy/0531/prt_210531_1527304558.html

テレビ(34%)、雑誌(33%)、新聞(32%)とマスメディアでの情報収集が多いことがわかりました。

この結果から、「このクリニック知っている」という安心感から美容クリニックを選んでいる傾向があることがわかります。

しかし、この上位に位置しているマスメディアはどちらも「広告」となり広告主側が届けたい情報を過剰に露出している可能性が非常に高いことが考えられます。

実際に「失敗した(後悔した)」理由としても下記のアンケート結果にある通り、「広告を見て行ったら実際の施術額が違った」という項目が上位に挙がっています。

出典)https://news.biglobe.ne.jp/economy/0531/prt_210531_1527304558.html

このように、広告で興味を持ち行動を起こしたユーザーが後悔をしてしまう現象は、医療美容業界に限らず他の業界にも起こっている問題ではないでしょうか。

2回目以降の体験を考えるユーザーが活用する媒体

続いて、2回目以降の体験を考えるユーザーが参考とする媒体を紹介します。

初めて体験したユーザーとは違い、クチコミサイト(51%)、クリニックHP(32%)、Google検索(28%)と自身で能動的に検索をして情報収集をしている傾向にあることがわかります。

出典)https://news.biglobe.ne.jp/economy/0531/prt_210531_1527304558.html

また、注意してほしい点は「複数回答」という点です。

クチコミサイトで完結するのではなく、クチコミサイトで確認をした店舗名から、Google検索で「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」の情報や「クリニックのHP」を確認する行動をとっている可能性があります。

そのため、来店後にファンになってもらうためには広告に頼り切るのではなく「情報収集をしに来たユーザーに対して、あらゆる媒体で正しく有益な情報を届けてあげる」ことで、単発的な集客ではなく継続的な集客を見込むことができるのではないかと考えられます。

また、LTV(ライフタイムバリュー/顧客生涯価値)という考え方もここに付随してきます。

マーケティングの考え方からGoogleマイビジネスの立ち位置を考える

クチコミサイト以外に情報収集方法としてあがっていた「Google検索」は、一次情報(一番最初に触れた情報)が正しいかという確認のための情報収集をしているユーザーです。

そのような検索ユーザーで、地域の掛け合わせでクリニックを検索している場合は「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」が表示される傾向にあります。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を確認するユーザーは特に「その地域でそのサービスを受けようと考えているユーザー」の確率が高く来店確度が高いユーザーとなります。

そのため、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)やHPを見てもらうことが実来店率(数)を増加させる取り組みとして近道な方法だと考えられます。

しかし、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)やHPに辿り着くまでには、クリニック名を「知ってもらう」必要があります。

先程、広告は広告主側が届けたい情報を過剰に露出してしまう傾向があり、ユーザーにとっては良くない手法のように記述しました。

ですが、広告は刈り取り(刈り取りができてユーザーに後悔が残らない訴求なら全然問題ない!)ではなく、あくまでも「知ってもらう」ことも視野に入れつつ、二次情報としての「Google検索」で刈り取りに行くという考え方(間接コンバージョンという考え方)を持つことでユーザーの比較検討にブレをなくし顧客満足度の向上も見込めるのでしょう。

まとめ

医療美容業界は比較検討の長い業種業界です。今回は美容医療業界にフォーカスを当てましたが、比較検討の長い業種業界(顧客単価の高い業種業界)に当てはまることだと考えています。

マーケティングは、どこで発見をしてもらって、どこで決定をさせるための情報をあてるか、といったような複合的な観点が必要です。

そのため、広告だけやっていればOK、HPをきれいに整えたからOK、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の情報を充実させているからOK、ではなく、ユーザーが能動的に情報収集をするような市場になっているからこそ様々な方法で情報を届けることを模索することをオススメします。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の対策内容や重要性については、下記動画でノウハウを紹介しておりますので是非ご覧ください。