
目次
【自社HP!?】Googleマイビジネスのウェブサイトの設定と活用方法とは?
Googleマイビジネスには、無料で「ウェブサイト」を作成する機能があり、店舗HPを持たない店舗様にはおすすめです。
しかし、「ウェブサイト」を作るなんて難しそう⋯⋯なんて思われる方も多いかと思います。
そこで本記事では、元店舗運営者の私が「Googleマイビジネスウェブサイト」のメリットや作成方法について解説していきます!
Googleマイビジネスの「ウェブサイト」とは?
Googleマイビジネスウェブサイトは、Googleマイビジネスの数あるサービスの内の一つです。
- ビジネス情報掲載
- 最新情報などの投稿機能
- 写真
- クチコミ
- 商品・メニュー・サービス
- 質問と回答
- メッセージ機能
- ウェブサイト作成機能
この中で今回ご紹介するのが、ウェブサイト作成機能となります。
このサービスは、Googleマイビジネスの管理画面上で簡易的なウェブサイトを作成し、表示させることができます。
- カテゴリ
- 営業時間
- 集客につなげるボタンリンク
- 最新情報(投稿)
- クチコミの一部表示
- 会社説明
- 写真ギャラリー
- マップ
- 電話・ルート検索へのボタンリンク
Googleマイビジネスの基本情報や投稿でも十分伝えることは可能です。
しかし、ウェブサイトがあることでお客様により深く店舗様を知って頂けるなどのメリットがあります。
「ウェブ集客はよくわからないけど、とりあえず環境を作っておきたい!」という店舗様にはぴったりな機能なので、ぜひ活用しましょう!
Googleマイビジネスウェブサイトの作成手順
それではここからGoogleマイビジネスウェブサイトの作成方法について解説していきます。
主に以下の手順で作成を進めて行けば問題ありません。
- Googleマイビジネス管理画面にログインする
- テーマを設定
- ウェブサイトに表示される情報の設定
- 写真の設定
- 公開
Googleマイビジネスのアカウントをお持ちてない場合、Googleマイビジネスの登録方法を参考に作成してください。
Googleマイビジネスにログインする
まず、Googleマイビジネスにログインしウェブサイトをクリックします。
Googleマイビジネスのボックスを選択します。
ウェブサイトを作成したいビジネスの管理画面から、ウェブサイトを選択します。
ウェブサイトを選択すると、作成画面が表示されます。
また、この時点で「公開されています」と表示が出てしまいます。
作成画面の「その他」から非公開にできますので、完成されるまでは非公開にすることをおすすめします。
テーマを変更する
それではここからウェブサイトのデザインの部分を解説していきます。
Googleマイビジネスウェブサイトでは、主に以下の項目に対して編集することができます。
- テーマ
- ボタンの設置
- テキスト周りの調整
非常にシンプルな作りのウェブサイトで、設定項目は多くありません。
その中で一番デザインに影響を与えるのが「テーマ」です。
テーマでは主に「フォント」と「サイトカラー」を変更することができます。
10種類のテーマから店舗の雰囲気に合うものを選択しましょう。
また、その際に画面右上にあるヘッダー写真を設定から表示させたい画像をアップロードしておきましょう。
編集
ここから内部の細かい調整をしていきます。
まず、メインのボタンリンクとなる項目を選択肢ます。
ここは、店舗様が一番お客様に利用して欲しい項目で設定してください。
2021年3月10日現時点で設定できる項目は下記の通りです。
- 今すぐ電話⋯⋯電話番号を表示し電話をかけられる
- お問い合わせ⋯⋯Googleからお客様のお問い合わせ内容が送られてきます
- ルートを検索⋯⋯Googleマップの経路検索画面に移行します
- 見積もりを依頼⋯⋯Google経由でお客様から見積もり依頼が届きます
- 面会予約⋯⋯希望のURLリンクを設置できます
- メッセージを送信(SMS)⋯⋯登録されている電話番号にSMSが送信されます
- メッセージを送信(WhatsApp)⋯⋯WhatsAppメッセージを登録されている電話番号に送信します
電話対応が難しい店舗はメッセージを選択したり、そもそも対応が難しいようであれば「ルートを検索」を選択することもできます。
会社概要(テキスト)
次に会社の概要についてテキストで記載していきます。
画面下部に表示される項目ですので、お客様に伝えたい情報をわかりやすく記載しましょう。
ヘッドラインには店舗名称、説明にはカテゴリを設定しておけば問題ないでしょう。
また、見出しや概要の本文に関してはお客様に伝えたい内容をまとめ、読み手を意識したコンテンツ作成を心掛けて記載します。
この項目では文字の色・強調文字などが簡易設定や、リンクの設置もできます。SNSなどを運用されている場合は記載しておきましょう。
ギャラリー(写真)
ギャラリーはウェブサイトに掲載する写真を設定できる機能です。設定方法はカメラマークから写真をアップロードするだけで完了します。
ギャラリーにアップロードする写真は、カバー写真とプロフィール写真を設定できます。
Googleマイビジネス「ウェブサイト」のメリット
ここまでで30分もかからずにGoogleマイビジネスウェブサイトの作成は完了しました。ここからは、Googleマイビジネスウェブサイトの活用方法とメリット・デメリットについて解説していきます。
メリットとデメリットは以下の通りとなります。
- 無料で簡単に利用できる
- ローカルSEOの強化
- スマホユーザーに訴求できる
- 本社サイトへの誘導も可能
- デザインの自由度が低い
- SEOで上位表示は難しい
- アクセス解析が出来ない
それでは、詳しく見ていきましょう。
メリット① 無料で簡単に利用できる
まず最初の大きなメリットは、30分あれば作成できる手軽さと料金が無料であるという点です。
ウェブサイト作成を外部に依頼するだけで50~100万円程度かかる上に、月々のサーバー代やドメイン代など費用がかかってきます。
これらの費用をかけずに無料で利用できる点はかなり大きなメリットと言えます。
また、ウェブに弱い人でも簡単に作成することができる利便性と合わせるとここまで簡単なものは他にはありません。
メリット② ローカルSEOの強化
ローカルSEO対策は、Googleマイビジネスを活用した集客対策となります。
主に、検索時の掲載順位の上昇や顧客がGoogleマイビジネスに訪れた際に、行動を最適化させるための対策と言えます。
例えば、「中野駅 ラーメン」と検索するユーザーは、これから中野駅付近でラーメン屋に入ろうとしているか、今後行こうと考えているユーザーが多いでしょう。
検索時にお店が上位に表示されると、高い確率で来店を誘導できる上、ウェブサイト機能で作ったページを掲載させることによってより深く店舗を知ってもらうことができます。
また、本記事でも何度か出てきているローカルSEO対策については「ローカルSEO対策とは?上位表示の基本から効果までを徹底解説!」で解説しています。
メリット③ スマホユーザーへの訴求
PCサイトしか持っていない店舗様はGoogleマイビジネスウェブサイトを活用することで、スマホ対応したHPを掲載することができます。
2018年の総務省の調査では、20代〜40代のスマホでの検索率が90%を超えており、多くのユーザーがスマホで検索していることがわかります。
このように、現代ではスマホ対応していないサイトでは集客が難しくなっている現状があります。
Googleマイビジネスウェブサイトを活用して集客を成功させていきましょう。
メリット④ 自社サイト・SNSへの誘導
最後のメリットは、会社概要欄に貼り付けることができるリンクです。
これにより、Googleマイビジネスから各種SNSに移行させたり予約サイトやクーポンサイト、または本社サイトへの誘導などが行えます。
Googleマイビジネスでお客様を集めて、本社サイトやSNSでファンになってもらうなんて使い方もおすすめです。
Googleマイビジネスウェブサイトのデメリットとは?
多くのメリットがあるGoogleマイビジネスウェブサイトですが、ここからはデメリットについて解説していきます。
デメリット① デザインの自由度が低い
まず、大きなデメリットはデザインの自由度が低いという点です。
基本的な情報は網羅しているものの、本格的にサイトを作成した場合と比べると簡易的な印象が残ってしまいます。
それでも全く掲載しないよりは良いため、ウェブサイトをお持ちでない方になら十分おすすめできます。
デメリット② SEO対策には不向き
ローカルSEOではGoogleマイビジネスと連携して様々な効果を生み出してくれるウェブサイトですが、通常検索でサイト自体の順位をあげることは難しいと言えます。
SEO対策には多くの指標があり、Googleマイビジネスウェブサイトではその指標を満たすことが難しいため、SEOは別軸と考えておきましょう。
デメリット③ アクセス解析ができない
SEO対策と似ているところではありますが、サイト自体のアクセス数を調べることはできません。
通常、サイトのアクセス解析をするためにはGoogle Analyticsの設定をしますが、Googleマイビジネスウェブサイトではその設定ができません。
Googleマイビジネスのインサイトのような機能があれば、最高のツールとなるだけに惜しい所です。
ですが、無料と割り切ってユーザーをファン化させるために活用していきましょう。
まとめ
今回は、Googleマイビジネスウェブサイトの設定方法からメリット・デメリットまでまとめました。
年々Googleマップの利用者数も増え、Googleマイビジネスも集客経路として大きくなってきています。
無料で簡単に利用できるGoogleマイビジネスウェブサイトをぜひ活用してください。