MEO対策を自分で実施するにしても代理店に依頼するにしても気になるのが、実際に集客効果があるのかどうか。また費用対効果はどうなのかという点ですね。

しかしWebから来店の数値を測るのは容易ではありません。

そこで、本記事ではMEO対策での来店数の出し方と費用対効果の算出方法について解説していきます。

「MEO対策は費用対効果に合うのか」といった疑問や、「自分でできるのかな?」といった疑問が気になる方はMEO対策とは?運用方法と上位表示のポイントを徹底解説!を見てみてください。

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MEO対策を自分でやる場合の効果測定方法

MEO対策を進める上で効果測定は重要なポイントになります。

運用にかかる工数や代理店に依頼する費用などを考えると、集客に効果がない状態で続ける意味はないため正しく効果測定する必要があります。

まず、MEO対策での効果測定として見るべき代表的な項目は次の3つです。

MEO対策で見るべき指標
  • 自社Googleマイビジネスの順位
  • Googleマイビジネスのインサイト
  • 実際の来店数と費用対効果

一つずつ詳しく解説していきます。

MEO対策の効果指標①|順位

MEO対策で最も語られる指標が順位です。

順位は各種ツールなどを導入することで、計測がしやすくわかりやすい指標となります。

しかし、安易に一位であればOKというわけではなく、以下の視点から考える必要があります。

順位を測定するときの注意点
  • 検索キーワードの月間検索ボリューム
  • 順位の検索方法

月間の検索ボリューム

あまり知られていないのですが、Googleで日々検索されているキーワードには月間数十万回検索されるビックワードから月間10~1,000回ほどの小さな検索ワードまで様々です。

月間数十万回検索されるキーワードで上位であれば、十分に集客効果を体感できると思います。

しかし、月間10回程度の検索ボリュームでは実際に来店に繋がることはなく、集客効果を感じづらいでしょう。

月間検索ボリュームは「キーワードプランナー」や「Uber suggest」などのツールで確認することができます。一度自社で対策している検索キーワードの検索ボリュームを確認しておくことをおすすめします。

ツール名特徴
キーワードプランナーGoogle公式ツール。キーワードボリュームが正確だが、有料広告を出航しないと1000以下のボリュームが出せない
Uber suggestサードパーティーツール。無料で関連語も出るため使い勝手がいい
Googleトレンド検索ボリュームの過去の増減を確認できる。トレンド調査に最適

上位表示したのにお客さんが増えない!という場合は一度検索ボリュームを確認することをおすすめします。

順位の検索方法

Googleマイビジネスの順位は普通にスマホやPCで検索しても正しい順位は出てきません。

MEOでの順位には「検索している場所」「スマホにある過去の情報」などが影響してランキングに変化を与えてしまうからです。

さらに、検索している場所から店舗までの距離もランキング要因に含まれるため、駅前で検索しても20位以下なのに、お店の中で検索すると自店舗が1位表示されてしまうことがあります。

こうした順位の相違を防ぐに様々な方法があります。

順位の相違を防ぐ方法
  • シークレットモード検索
  • 広告テストツール検索
  • デベロッパーツール検索
  • MEOツール

その中でも、とりわけ効果測定に向いているのが、MEOツールです。正確性や保存性に優れ、導入してしまえば継続して順位を取得してくれるので、一番楽な管理方法です。

それぞれの特徴とスペック
評価基準シークレット
モード
広告テスト
ツール
デベロッパー
ツール
MEOツール
正確性×
保存性×××
難易度××
料金無料無料無料有料(¥3,000程度〜)
詳細正確性にかける上、保存などできないので分析不可上位3件しか確認できない上、広告アカウントが必要正確性が高いが専門的な知識が必要正しい計測・保存・データ分析ができる

関連記事:【決定版】MEOツール社徹底比較|無料の順位チェック方法も解説!

MEO対策の効果指標②|インサイト

順位の測定ができたら、次はインサイトの測定が重要となります。

Googleマイビジネスのインサイトとは、Googleマイビジネスにどの程度アクセスがあり、どの程度経路検索などの行動を起こしているのかを知ることができます。

Googleマイビジネスインサイトで確認できることは主に以下の通りです。

インサイトで確認できる指標
  • Googleマイビジネスの表示回数
  • Googleマイビジネスのマップでの表示回数
  • Googleマイビジネスプロフィールの閲覧回数
  • 経路検索回数
  • 電話回数
  • ウェブサイトへのアクセス数
  • 閲覧した人の検索キーワード
  • ルートリクエストした地点
  • メッセージ・予約の回数
  • 獲得ユーザーのデバイス

この中でも効果測定に重要となってくるのが、「Googleマイビジネスプロフィールの表示回数」「経路検索回数」「電話回数」「ウェブサイトへのアクセス数」の4つです。

これらの数値を掛け合わせることで、実際の来店率や費用対効果を算出していくことができます。

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Googleマイビジネスの来店率と費用対効果算出方法

ここからはGoogleマイビジネスの来店率や費用対効果の算出方法について解説していきます。

まず、Googleマイビジネスの費用対応効果を出すためには以下のように計算する必要があります。

計算式
■費用対効果

(営業利益ー投資額※MEOの費用)÷投資額※MEOの費用×100=費用対効果

■Googleマイビジネス経由の売上
(経路検索回数×25%)×平均単価=Googleマイビジネス経由の売上

後ほど詳しく解説しますので、一旦そういうものなんだと思って頂ければ問題ありません。

手順①|Googleマイビジネスからの来店数の算出

まず、Googleマイビジネス経由での来店数を算出する必要があります。

来店数を算出するためには、まず経路検索回数をみていきましょう。

経路検索回数はGoogleマイビジネス管理画面のインサイトから見ることができます。

この経路検索回数に25%をかけることで想定の来店数を算出することができます。

Googleマイビジネス経由の来店率計算式
経路検索回数×25%(※来店率25%はGoogle調査を参照)=想定来店数

※ここでは便宜上過去のデータから25%としています。自社でアンケートなどを取って実際の来店率を算出している場合はそちらのデータをご活用ください。

また、補足ですが「経路検索回数÷プロフィールの閲覧数」Googleマイビジネスから経路検索した人の割合も算出できます。閲覧数に対して経路検索の割合が少ない場合は経路検索までの導線も見直す必要があります。

手順②|Googleマイビジネスからの売上・利益を算出

さて、Googleマイビジネス経由の来店数が算出できましたので、次は売上と利益についてみていきましょう。

今回の場合ですと、平均客単価が2,000円で月に250人がGoogleマイビジネス経由で来店している計算になるので、売上を50万円(2,000×250)作っているということになります。

平均単価2,000円
月間来店数250回(経路検索回数×25%)
営業利益率(営業利益金額)30%(165,000円)
Googleマイビジネス経由の売上500,000円
Googleマイビジネスでの利益120,000円
費用対効果266%

その売上50万円から人件費や家賃などの諸々の経費を引いて営業利益を算出します。

営業利益は店舗により変わりますので、今回は営業利益率((売上÷経費)×100)を30%と設定して計算すると165,000円がGoogleマイビジネスによって生み出される利益だとわかります。

手順③|Googleマイビジネスの費用対効果を算出

ここまでで、来店数やGoogleマイビジネス経由での利益の算出ができたので、いよいよ費用対効果について計算していきましょう。

費用対効果の計算式は以下のようになります。

計算式
■費用対効果

(営業利益ー投資額※MEOの費用)÷投資額※MEOの費用×100=費用対効果

まず、営業利益165,000円から投資額を引きましょう。

自社運用の場合、月間15時間MEOに時間をかけたとして、15,000円程度、代理店に依頼した場合でも自社対応工数を含めても45,000円程度かと思います。

そこから120,000円の利益を45,000円の投資額で割り、100をかけると費用対効果率が算出できます。

計算式
■費用対効果の実際の計算式
165,000円(営業利益)ー45,000円(投資額)÷45,000(投資額)×100=266%

つまり、かけた費用に対して266%の利益があったとわかります。

このようにして、Googleマイビジネスでの費用対効果を算出することで、実際に自社運用でいいのか・代理店に依頼するのかなど戦略を練ることができます

まとめ

効果測定しづらいGoogleマイビジネスですが、一つずつ数字を紐解いていくと効果測定することができるようになります。

今回は、Googleマイビジネスの具体的な費用対効果の算出について解説してきました。

ぜひ自店舗のMEO対策にご活用頂き、集客効果を実感して頂ければと思います。

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