【最新版】これがローカルSEOの検索順位を左右する鍵!?
ローカルSEOに注目が集まっているなか、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)をフル活用されているWeb担当者、もしくは、店舗責任者の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
そもそも、どのように対策すれば、ローカルSEOの検索順位が上がるか分からない方も多いかと思います。
本記事では、実際の調査結果を元に、ローカルSEO検索順位の決定要因と実施すべきToDo項目をご紹介致します。
2021年11月初旬に「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」へ名称変更されました。本記事では、分かりやすさを重視し、一部「Googleマイビジネス表記」を使用させて頂いております。
Googleマイビジネスの重要性について
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の機能は、近年、増え続けており、一つのプラットフォームになるべく、Googleが力を入れていると受け取れます。
そのような中、ローカルSEOの検索順位への重要性はどの程度なのか、2017年と2018年の実際の調査結果を元に円グラフにしてみました。
2018年は、ローカルSEOの検索順位における要因として、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が25%を占めているのが分かります。
2017年と比較すると、32.14%上昇しています。
あくまで推測ですが、2017年から2018年の1年の間に、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で新たな機能が追加されたことも要因としてあると考えています。
新たに追加された機能は下記です。
- Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の投稿機能
- 質問と回答
- ウェブサイト制作
- ビジネス説明の追加
- 動画のアップロード
- 投稿機能に動画が使用可能
1年間でこれほどの機能が追加されれば、2017年と比較して、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の重要性が上がることは、納得できるかと思います。
To Do項目
「重要性は分かったが、結局何を行えばいいの?」
そのようなお悩みをお持ちの方のために、To Do項目を作成致しました。
- 投稿機能を使用する
少なくとも週に1回は更新すると良いと言われています。可能であれば、週に数回更新すると良いでしょう。投稿機能は、最新情報、イベントなど、内容に分けて期間を設定することなども可能です。コンテンツをTwitterやFacebookで更新している方は、編集してGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)からも投稿すると良いのではないでしょうか。その際は、CTAを忘れずに使用しましょう。- 質問と回答を使用する
関連性がある質問と回答を用意しましょう。ユーザーからの質疑応答として使用することも可能ですが、Q&A要素として、よくある質問内容と回答を用意しておくの有効な活用方法です。- 写真や動画を定期的に更新する
動画もアップロードが可能になりましたので、写真と合わせて、動画も更新しましょう。写真と動画のサイズについては、こちらをご確認下さい。- Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の設定を充実にする
空白の項目はないでしょうか。ビジネスの説明も適切に入れていますでしょうか。空白の項目をできるだけ少なくして、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の設定を充実化させることが重要です。
以上です。
これらが、何故ToDo項目に値するかは、調査結果からある程度予想がつきますが、お分かりでしょうか。
そうです、エンゲージメントです。
投稿機能は、CTAを利用することで、エンゲージメントを促すことができます。
また、どれだけ閲覧・クリックされているかも計測されていることは、投稿画面から分かります。
計測されているということは、Googleが認識しているということではないでしょうか。
写真や動画を更新するのも、ユーザーに最新の情報を伝達し、満足してもらうことがエンゲージメントに繋がってくると想定されるからです。
これらのことから、ToDo項目を実施していくことは、ローカルSEOの検索順位に影響があるとみて、問題はないのではないでしょうか。
レビューの重要性
テーマ別シグナル | 2017 | 2018 | 変動率 |
レビュー | 13.13% | 15.44% | ↑17.59% |
レビューシグナルは、2017年と比較して、17.59%上昇しています。
テーマ別シグナル | 2015 | 2018 | 変動率 |
レビュー | 10.8% | 15.44% | ↑42.96% |
実は、2015年は10.8%であり、2015年と比較すると、42.96%上昇しているのです。
多くの方がレビューがローカルSEOの検索順位に影響するのか気になっているかと思います。
そこで、David Mihmのコメントを見つけました。
ユーザーから、「現時点で特に効果的な戦略/戦術はいくつかありますか」と尋ねられたとき、彼は次のように答えました。
「私が定期的に見ている検索結果では、レビューがますます大きな役割を果たすようになっていると思われる。ここ数年でサイテーションが当然に実施するようになったのと同じくらい、今やレビューも当然に実施するようにもなっている。中規模から大規模の大都市では、レビューが少ない、またはレビューがないのに3パック(3つの枠に)でランクインが可能になっていた業界でさえ、現在では、最低でも数十件のレビューを持つ企業が掲載されている。そしてレビューの多くが、最近の数カ月以内に書き込まれたことものであることから、安定したフィードバックを継続的に獲得していく重要性を示している。
レビューの量、レビューコンテンツに含まれるキーワード、またはそれらが生み出したクリックスルー率の上昇によって、検索順位の上昇に起因するかは、まだ分からない。ただわかっているのは、ほとんどのビジネスにとって、正しい方法でうまくいくように僕が最も多くの時間と手間を投資するのはローカルSEOの分野だということだ。この分野には、よりよいビジネスを構築する助けになる、はるかに重要なフライホイール効果もあるはずで、これについてはGatherUpが何年も前から指摘している」
レビューの量やコンテンツ内に含まれるキーワードが検索順位に影響する可能性は、誰もが断言することはできないと思いますが、間違いなく重要な要素として捉えて良いかと思います。
実際に調査結果から、レビューがローカルSEOの検索順位に影響している要因として、2017年では26位でしたが、2018年は14位まで上昇しています。
そもそも、何でGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)にレビューが投稿できるようになっているか、考えたことはあるでしょうか。
David Mihmもツイッターで評価している記事から一部を抜粋させて頂きます。
Fantastic summary of how Google uses review content from @mblumenthal / @gatherup https://t.co/px3e0p63ia
(Based on great patent analysis by @bill_slawski)
— David Mihm (@davidmihm) February 26, 2019
レビューは単に信頼され得点化されるだけでなく、Googleの地元事業に対する理解を広げるためにも使用されます。
Googleはレビューをユーザーからの評価の把握としてだけでなく、レビューのコンテンツ内容や量から、地域性と関連しているのか、判断要素を収集するためにも利用されていると考えられます。
これらから、単純な星5のレビューではなく、コンテンツも充実された本当の意味のレビューが必要になってくると想定されます。
To Do項目
レビューを集めるのには、どの店舗も苦労しているのではないでしょうか。
To Do項目はいたってシンプルです。
- お客様に依頼する
単純なことですが、販売員の方や従業員の方に、お客様へレビューを促すことが、一番手っ取り早く実行に写せる手段です。- レビューにテキストを入れてもらう
前述であったように、星だけのレビューでは不足しています。お客様には、テキストもきちんと記載してもらうようにしましょう。- 全てのレビューに返信する
これは、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の管理者が実行することです。レビューへの返信は行なっていますでしょうか。星が少ないレビューを無視していませんか?- レビューだけに集中しない
直接顧客からのフィードバックも積極的に求め、それをschema / JSONでマークアップして検索結果に星を付けることができます。- 他サイトのレビューも獲得する
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)でレビューが充実してきた場合は、他サイトのレビューにも範囲を広げていきましょう。
調査結果からは以上です。
また、QRコードを作成して、レビューページに遷移させることもToDoリストに入れて良いでしょう。
こちらは、次の段落でご紹介します。
レビューを重要視する点は、ローカルSEOの検索順位に影響する以外にも、ユーザーの購入意欲を後押しする重要な役目であるということです。
実際の購買行動に紐づいているデータの紹介は、別記事の「MEOで口コミが大切な理由と口コミを増やす方法!」で確認することが可能です。
QRコードの作成方法
QRコードの作成は、5つのステップを踏めば、誰でも作成することが可能です。
- Google Places API のページにいく
- [Enter a location] 欄にビジネス情報にお店の名前を入力
- 適切なビジネスプロフィール名を選択
- プレイスIDをコピペしてURLに追加:https://search.google.com/local/writereview?placeid=ここに追加!
- QRコード変換無料サービスで、QRコードに変換
参照:QRコード変換無料サービスサイト
・CMAN
・QR code builder
作成した後は、実際に使用できるか、自分のスマートフォンで確認して、店頭やレシートなどにも活用すると良いでしょう。
まとめ
今すぐできるToDo項目も多くあったのではないでしょうか。
今回は、自社で中々実施することが難しい、サイテーションやリンクについては、触れてはいませんが、できる範囲から実施していくことが大事です。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)をより活用して、ユーザーに最新の情報と満足してもらえる情報を提供しましょう。
その行動がきっと良いレビューの獲得にも繋がるはずです。
新卒で中小企業・ベンチャー企業・歯科医院向けのWebコンサルティング会社に入社。SEM領域のアカウントセールスとして累計150医院以上のSEO対策を支援。上司であった武藤が設立したトライハッチに創業期より参画。現在は取締役COOとしてMEO、MEOチェキ、星カクトくんなどの自社サービスのセールスチームとカスタマーサクセスチームを兼任してマネジメント。