店舗やクリニックを経営するビジネスオーナーの方が、ローカルSEO(MEO)に取り組まれることが増えてきています。

しかし「Googleの対策はしているけれど、Yahoo!は何もしていないよ」という人も多いのではないでしょうか。いま注目されているのが、Yahoo!のローカルSEO(MEO)です。

今回は、Yahoo!プレイスを最適化することによって表示される媒体や最適化することのメリットについて解説していきます。

Yahoo!プレイスとは?Yahoo!地図とYahoo!ロコの違い

Googleでいう「Googleマイビジネス」にあたるものとして、Yahoo!では「Yahoo!プレイス」というサービスを使って店舗の情報を発信していくことができます。

Yahoo!プレイスはGoogleマイビジネスとよく似ていますが、異なる点としてYahoo!プレイスを最適化すると2つの媒体で表示がされることがわかっています。

  • Yahoo!地図
  • Yahoo!ロコ

また、美容室の情報は「Yahoo!ビューティー」にも掲載されるため合計3つの媒体に載ることになります。つまりYahoo!プレイスを対策することで複数の媒体で上位表示することができ、効果的な集客につながるのです。

では実際に、「Yahoo!プレイスを最適化したときに、Yahoo!地図とYahoo!ロコにはどのように上位表示されるの?」「そもそも、なぜYahoo!プレイスの最適化が必要なの?」という部分についてご紹介いたします。

Yahoo!プレイスとは

Yahoo!プレイスの公式サイトによると、

Yahoo!プレイスは、
Yahoo!ロコ・Yahoo!検索・Yahoo!地図など、Yahoo! JAPANの各種サービスに連携する入稿ツールです。利用料無料で、お店や施設の公式情報を入稿できます。

と記載されています。

実際にYahoo!検索で「中野 居酒屋」とローカル検索を行うと、Google同様に検索結果の上部にYahoo!MAP枠が表示されます。

Yahoo!検索

Yahoo!プレイスもGoogleマイビジネス同様に「お店や施設の公式情報を入稿できる」「施設ページのアクセス分析ができる」「ユーザーのクチコミに返信できる」といったことが可能であり、まさにYahoo!検索版のGoogleマイビジネスのようなサービスです。

2019年12月中頃までは、医療機関など特定の業種のみしか登録することができませんでしたが、2019年12月下旬頃より、アダルト以外の業種がYahoo!プレイスに登録することができるようになりました。

Yahoo!地図とは?

Yahoo!地図は、Yahoo!が提供する地図サービスです。

アプリ版では「Yahoo!マップ」という名前で提供されています。

Googleマップとの大きな違いとしては、Googleが自社で地図を用意しているのに対してYahoo!はゼンリンの地図を採用しているため、国内地図情報の正確性が高いことがあげられます。

この地図上で検索したときに表示される店舗の情報が「Yahoo!プレイス」です。

Yahoo!ロコとは?

Yahoo!ロコはYahoo!地図とは異なり、お店やクリニックの情報を探すことができるメディアです。

Yahoo!プレイスを登録することで、Yahoo!ロコの検索結果に店舗が出てくるようになります。なお、登録をしていない場合もホットペッパーやRettyなどポータルサイトのデータを取得して店舗情報が出てくることがあります。

以前は医療業界など特定の業種のみYahoo!プレイスを登録できましたが、現在ではほぼすべての業種・業界で新規登録ができるようになりました。

Yahoo!プレイスの検索順位は、Yahoo!地図とYahoo!ロコで異なる!

下記は、「新宿 歯医者」のキーワードをそれぞれYahoo!地図とYahoo!ロコで検索した結果です。

Yahoo!地図とYahoo!ロコでは検索表示結果が異なっていることがわかります。

つまり、Yahoo!プレイスの最適化を目指すためには「Yahoo!地図」「Yahoo!ロコ」両方の順位や効果を分析していくことが大切なのです。

Yahoo!プレイスを最適化する3つのメリット

Yahoo!プレイスを最適化することは、表示媒体意外にも多くのメリットがあります。

メリット①|参入者が少なく対策をしやすい

GoogleのローカルSEO(MEO)対策をする方は増えてきていますが、Yahoo!プレイスを対策しているビジネスオーナー様はまだまだ少ないです。試しにご自身の商圏エリアである地域でローカルSEOを行いたいキーワードを検索してみてください。Googleに比較して表示される競合が圧倒的に少ないと思います。

競合の店舗が対策をしていない今、先んじて対策を始めていくことはこれからYahoo!の市場が拡大したときに先行者メリットがあります。

メリット②|市場拡大が期待できる!

Yahoo!マップのユーザー数はGoogleマップに比べるとまだまだ少ないですが、それでも全体の2割近く、月間で約6,000万人のユーザーが利用しています。

情報参照元①:https://www.gc-seo.jp/journal/other/searchengine-share/
情報参照元②:https://seolaboratory.jp/40264/#p02b

また、ヤフー株式会社とLINEとの経営統合が予定されているほか、さまざまな国内アプリとYahoo!の連携が進んでいます。これによりYahoo!マップにおける情報の正確性と量は増加し、Google マップよりも使いやすい市場となる想定がされています。

今後、Googleからシェアが移ってYahoo!の利用者数が拡大していく見込みがあることを踏まえると、魅力的な市場だと言えるでしょう。

メリット③|上位表示までのスピードが早い!

実際に、2020年8月からYahoo!プレイスの最適化に取り組んでいる歯科クリニック様の事例をご紹介します。

何と、対策から1ヶ月以内という早さで1位を達成しています。

2019年12月にリリースされたYahoo!プレイスはまだ登録もしていないビジネスオーナーが多いため、レッドオーシャン化してきているGoogleと比較して時間をかけずに上位表示を行うことが期待できるのです。

Yahoo!対策の事例

当社で実施しているYahoo!対策の事例をご紹介します。

事例①_歯科医院(都内)

都内にある一般診療を行う歯科医院様のYahoo!プレイスの運用事例をご紹介します。

歯科医院などの医療系店舗は、Googleの検索結果でGoogleマイビジネスが表示されるのと同様、Yahoo!の検索結果にもYahoo!ロコの情報が掲載されます。※一部検索クエリによって表示されない場合もあり

Yahoo!検索結果

Googleでは、宿泊関連のサービスを提供している店舗を探す検索クエリの場合、4店舗のGoogleマイビジネスが表示されます。

Yahoo!では、上図の『新宿 歯医者』のような宿泊関連の検索クエリでない場合も、4店舗のyahoo!ロコの情報が表示されます。

運用内容

実際に行った運用内容は下記です。

  • 写真の追加
  • トピックス入稿の実施
  • サイテーションの増加
  • その他Yahoo!プレイス内に登録できる情報の充実化

運用内容は至ってシンプルですが、Yahoo!プレイスを登録をしている店舗としていない店舗は情報の掲載量が異なります。

それだけでもYahoo!に認識してもらえる情報量が異なり、ユーザーに届けることができる情報量も異なるため、Yahoo!プレイス未利用店舗と差をつけることが可能です。

Yahoo!プレイス利用店舗

下図のように、コロナウイルスにおける『衛生対策』の情報発信も、Yahoo!プレイスを登録することによって可能になります。

Yahoo!プレイスを利用している店舗掲載情報

Yahoo!プレイス未利用店舗

Yahoo!プレイスを利用していない店舗の掲載情報は、複数の媒体からYahoo!が情報を組み合わせて表示させています。

そのため、アピールしたいポイントが上手く伝わりにくくなっていることもあります。

Yahoo!プレイス未利用店舗の掲載情報

運用結果_順位

運用を行った結果、実際に掲載順位がどのように変化したのか、当社が独自で開発している『MEOチェキ』で順位を計測した結果が下記図です。

Yahoo!プレイス順位事例

『圏外』になっているキーワードは、Yahoo!の検索結果にYahoo!ロコが表示されていないキーワードを指しています。

つまり、Yahoo!ロコが表示される検索クエリの多くで1位を獲得することができています。(Yaho!プレイス利用前は10位以下)

運用結果_インサイトデータ

順位が向上し、運用を継続して行うことにより閲覧数を大きく伸ばすことができ、月間で400%UPを達成することができました。

2020年8月度閲覧数

2020年12月度閲覧数

効果が出るまでの期間としては4ヶ月を要しましたが、今では毎月2,000人近くの方が閲覧するほどに閲覧数を伸ばすことに成功しています。

運用ノウハウの一部紹介

本事例に限らず、当社では単純にトピックス入稿・写真を追加するのではなく、下記図のように競合との比較項目・差分を明確にして日々運用を行っています。

Yahoo!プレイス運用指示書サンプル

対策するキーワードが変われば、競合が変わり、競合が変われば実施する内容・量が変化します。

当社はお客様の希望キーワードに応じて改善内容を『可視化』し、日々運用することによって前述した事例を実現することができています。

Yahoo!プレイスの登録方法

それではここからはYahoo!プレイスの登録方法について解説していきます。

登録方法①

Yahoo!プレイスの登録は、公式サイトの「お申し込み」から可能です。

画像引用元:https://loco.yahoo.co.jp/business/top/?sc_e=ols_loco_help

登録方法②

「お申し込み」をクリック後、店舗を登録する画面に飛びますので、各種情報の登録を行います。

画像引用元:https://loco.yahoo.co.jp/business/top/?sc_e=ols_loco_help

審査期間〜登録完了まで

お申し込み完了後、「仮登録」となり、Yahoo!から「お申し込み受付」のメールが届きます。

その後、3日〜のタイミングでYahoo!プレイスサポートから、電話査定に関する日時のメールが届きますので、都合良い日時を返信し、電話による査定を受けます。

電話査定後、1週間以内にYahoo!プレイスサポートより、「ご契約が成立しました」のメールが届きます。こちらのメールが届けば、Yahoo!プレイスを利用できるようになります。

Yahoo!プレイスの管理画面

Yahoo!プレイス管理画面では以下の情報を閲覧や編集することができます。

Yahoo!プレイス管理画面でできること
  • アクセス解析
  • 情報の編集
  • 基本情報
  • 写真投稿・クチコミ返信

それでは詳しく見ていきましょう。

Yahoo!プレイス管理画面|TOP

TOPには、施設へのお知らせやアクセス分析、情報の充実性が表示されます。

基本情報

基本情報では、Googleマイビジネス同様、屋号名やカテゴリ、住所、電話番号、営業時間などの基本情報を登録することができます。

アクセス分析

Googleマイビジネス同様に、アクション数を管理画面で確認することが可能です。

その他

写真投稿やクチコミ返信もGoogleマイビジネス同様に行うことが可能です。

また、ツール利用管理者では、複数の管理者を権限追加を行うことも可能です。

Yahoo!プレイスの運用ガイドライン

Yahoo!プレイスにもGoogleマイビジネス同様、ガイドラインがあります。

半年前ほどにJADE株式会社様が、Googleマイビジネスガイドライン違反の警告に関するブログを出していましたが、Yahoo!プレイスでもガイドラインがありますので、ガイドラインに従った適切な運用を行うようにしましょう。

Yahoo!プレイスでもサクラや虚偽の口コミ、PR目的のビジネス名は禁止されています。その他にも注意する点は多くありますので、必ず事前に目を通すようにしましょう。

Yahoo!プレイスガイドライン

おわりに

Yahoo!プレイスの最適化は、今後の市場拡大の期待からビジネスオーナー様にとって大きなチャンスとメリットがあります。早いうちから対策を始めていくことで、競合店よりも集客面で優位性のある店舗になれる可能性が高いです。

当社では、「Yahoo!地図」と「Yahoo!ロコ」両方の順位計測ができる独自開発ツールをご提供しています。ご導入いただき、お持ちのYahoo!プレイスのアカウントを連携していただくことで、日次での順位計測などができるようになります。

また、Yahoo!プレイス最適化によるYahoo!地図、Yahoo!ロコの上位表示施策を行っています。「Yahoo!の対策をしたい!」と思った方はこちらの記事も参考にしてみてください。