【独自調査】500キーワードの上位Googleマイビジネスと下位Googleマイビジネスを独自調査して分かった上位表示要因とは?
海外SEOマーケティング会社MOZが2018年11月30日に発表した「Local Search Ranking Factors 2018: Local Today, Key Takeaways, and the Future」での記事によると、ローカル検索ランキングの要因には、「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)(25%)」「リンク(16%)」「レビュー(15%)」と、下記図の割合でそれぞれのシグナルがランキングに影響しているとされています。
2021年11月初旬に「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」へ名称変更されました。本記事では、分かりやすさを重視し、一部「Googleマイビジネス表記」を使用させて頂いております。
日本国内でもローカル検索の対策に力を入れるビジネスオーナー様は年々増えており、MOZ社が発表した上記データを参考に対策を進めている方も多くいらっしゃると思います。
弊社では、MEOチェキを通して1,000アカウント以上のGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用、6,000アカウントの順位変動・効果測定データの分析を行なっている中、日本国内でもMOZが発表したデータ同様のシグナルで評価されているのか、MOZ社の発表から1年経った今、どのようなランキング要因に変わっているのかを調査いたしました。
調査概要
今回の調査では、同一の検索ワードでローカル3パック内に表示されるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)と18〜20位に表示されるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の比較を行い、差分から要因分析を行なっています。
●調査期間:2019年11月1日〜11月30日 ●対象キーワード数:500キーワード ●対象アカウント数:3,000店舗(1検索キーワードのローカル3パック内アカウント及び18〜20位アカウント) ●対象エリア:日本全国(主要都市) ●対象項目 ・距離 ・写真枚数 ・ビジネス説明文字数 ・ビジネス説明の検索キーワード使用回数 ・投稿頻度 ・トラフィック数 ・被リンク元ドメイン数 ・サイテーション数 ・レビュー点数 ・レビュー数 ・レビュー内の検索キーワード出現数 ・オンページの表示速度 ●対象カテゴリ ・歯医者 ・美容院 ・iPhone修理 ・居酒屋 ・ホテル |
※調査の検索住所は、検索地域名に合わせ、MEOチェキにて検索住所を指定。Google APIに基づく。
調査結果
①本調査のランキングシグナル要因-結果
調査の結果、「距離(11%)」「写真枚数(10%)」「口コミ数(10%)」の割合が高く、満遍なく各シグナルが影響していることが分かりました。
②本調査のランキングシグナルをMOZ社項目に合わせた場合
上記の調査結果をMOZが発表したデータと同様の項目でまとめると下記図の通りとなりました。
弊社調査データによると「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)(35%)」「レビュー(25%)」と、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)内部とレビュー部分でシグナルの60%を占めていることが分かりました。
③本調査結果とMOZ社データ差分
MOZ社発表データとの差分は下記図の通りとなります。
MOZ社データ | 当社調査データ | MOZ社と当社データの差分 | |
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス) | 25% | 35% | +10% |
レビュー | 15% | 25% | +10% |
リンク | 16% | 6% | -10% |
オンページ | 14% | 10% | -4% |
サイテーション | 11% | 5% | -6% |
行動 | 10% | 10% | – |
パーソナライズ | 6% | 6% | – |
ソーシャル | 3% | 3% | – |
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)及びレビュー要因が+10%、リンクが-10%、オンページが-4%、サイテーションが-6%の差分となっており、行動、パーソナライズ、ソーシャルは変動がないといった調査結果となりました。
本調査の考察
今回の調査データの結果としては、リンクやサイテーションのシグナルが下がり、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)(内部)とレビュー部分のシグナルが重要になってきていることが分かりました。
ただ、各項目を細分化して確認すると、それぞれの項目に大きな割合の違いがある訳ではないことも分かりました。
また、今回調査対象にした「歯医者」、「美容院」、「iPhone修理」、「居酒屋」、「ホテル」を細かくみると、各キーワード・カテゴリによってもランキングシグナルの割合は変動していました。
今後、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を集客ツールとして活用していく上で、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の情報を正しく記載することはもちろん、投稿を活用して情報発信をしたり、来店(来院)顧客に口コミをお願いするなど、現場での努力が重要になってくることでしょう。
今回の調査データ詳細は、下記より資料請求することができますので、ご興味ある方は無料ですので資料請求してください。
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