2021年11月1日〜12月10日にかけて、全国各地・10,000店舗のGoogleビジネスプロフィールを対象とした順位と各指標の要因調査を行いました。

本調査では、Googleビジネスプロフィールが与える順位への影響について調査した結果をまとめています。

ぜひMEO対策にご活用ください。

本調査の注意点

本記事に記載の内容は、あくまでも弊社独自調査による順位傾向調査の結果となります。Google側で持つデータとは全く異なるものであるため、ランキングを保証するものではございません。

2022年|Googleビジネスプロフィール MEO要因調査の概要

調査対象店舗数10,000店舗
調査対象期間11/1~12/10
調査地点全国125地点(各市区町村レベル)
調査キーワード地点名+対象サービス名
調査ビジネスカテゴリ14業種
調査対象21項目

以下調査対象業種となります。

調査対象業種
  • 居酒屋
  • コンビニ
  • 美容室
  • 弁護士
  • 歯医者
  • ホテル
  • スーパー
  • ドラッグストア
  • ホームセンター
  • エステ
  • iPhone修理
  • 買取
  • フィットネスクラブ
  • 学習塾

Googleマップでよく使用される14業種を選定し、それぞれの地点から、「地点名+サービス名」で検索をかけ、そのランキング結果に表示されるGoogleビジネスプロフィールを調査対象としています。

一例)

業種:居酒屋
地点:新宿

上記の場合⋯⋯
東京都新宿区の検索地点から「新宿 居酒屋」で検索し、表示されるGoogleビジネスプロフィールを調査対象とする。

調査項目については、以下の通りです。(一部抜粋)

内部要因外部要因
地点との距離トラフィック数
写真枚数被リンク
ビジネス説明欄ページ表示速度
投稿モバイルフレンドリー
投稿へのリンクの有無構造化データ
商品・メニュー登録who is情報の開示
レビュー点数SSL化
レビュー数サイテーション数
広告出稿有無Apple map
オンページの形式Twitterフォロワー数
インスタグラムフォロワー数

調査目的

本調査では、Googleビジネスプロフィールのランキングファクターがどのように影響を及ぼしているかを調査しました。

弊社MEOチェキ分析機能に組み込まれる要素の一部でもありますので、ぜひ参考にして見てください。

調査フロー

本調査のフローでは以下のように行いました。

調査フロー
  1. MEOチェキを使用して検索住所を指定する
  2. ランキングに出てくるGoogleビジネスプロフィールを選出する
  3. 各Googleビジネスプロフィールの内部情報・オンページ情報・サイテーション情報を数値化
  4. 10,000店舗分の調査結果から外れ値を除外
  5. 各項目の数値を元に調査

ここからは結果について見ていきましょう。

2022年|Googleビジネスプロフィール MEO要因調査の結果

2021年11月中の全体サマリーでは、Googleビジネスプロフィール内部情報・口コミの合計が、53%と最も高く、ついで距離が34%となりました。

全体の影響度の詳細

各項目の詳細を見ていくと、距離の項目が34%と多く占めつつも、口コミでは25%・Googleビジネスプロフィール内部情報では28%と大きな影響を与える結果となっています。

Googleビジネスプロフィール内部では、オンページの形式や、投稿へのボタン設置が意外にも影響度の高い指標として現れています。

Googleビジネスプロフィールの影響度詳細

分析を行った結果、一部、影響度が低い項目を除外し、上記グラフの結果となりました。

口コミ・距離など、よく言及される項目については影響度が高い傾向にある中、注目したいのが「広告出稿」や「投稿へのボタン設置」の項目です。

どちらもユーザー行動が活発になる指標のため、本調査では測りきれないユーザーアクションデータがGoogle側に蓄積され影響している可能性があると考えられます。

また、順位が高いGoogleビジネスプロフィールほど、オンページの形式が「自社サイト」との結果も出ており、影響度も13%と高い結果が出ています。

口コミでは、口コミ数が最も影響を受ける結果になっており、悪い口コミも含めたリアルな口コミを集めている店舗がランキング上位にいることがわかります。

外部要因の影響度詳細

外部要因では、分析を行った結果、「トラフィック数」「Twitter」の影響度が低かったため、項目から除外し上記グラフの結果となりました。

一部でMEOに効果があると言われている「構造化データ」や「Who is情報」などの指標でも影響が出ていますが、全ての要素で満遍なく出ていることがわかります。

また、Instagramのフォロワー数に関しては、大きな影響を与えない結果となりましたが、直接検索数の増加やサイテーションの増加など、副次的に寄与していると考えられます。

業種別の影響度

業種別でGoogleビジネスプロフィールの影響度を見てみると、以下のような結果となりました。

カテゴリ別の調査では、コンビニやスーパー、ドラックストアなど生活に密接に関係する項目で距離の影響が強い結果が出ています。また、ホームセンターや弁護士事務所、iPhone修理などビジネス数に地域差があるものについては、距離との影響度が低い傾向となりました。

地域差による影響度の変化

地域差による順位への影響度を調査した結果が以下となります。

東京・大阪・愛知(都市部・1,962件)

地方(北海道・福井・岐阜・静岡・山口・佐賀・熊本・沖縄の都市で1,727件)

今回の調査では両者ともに大きな変化は見られず、地域差による影響は出ない結果となりました。

本調査のまとめと注意点

本調査では、Googleビジネスプロフィールのランキングファクターがどのように影響しているか10,000店舗に対して、21の項目で調査したものとなります。

ただし、CTRや滞在時間などビジネスオーナー・Google側しか持ち得ない情報に関しては、実数値を測れていません。

あくまでも、傾向分析調査として認識頂き、ユーザーに向き合ったGoogleビジネスプロフィール運用を続けることで結果が付いてきます。

テクニカルなやり方に傾倒し過ぎず、ユーザーファーストを心がけていきましょう。