この記事のまとめ

Google My Business(以下GMB)を複数管理するユーザーにとって、それらを管理する工数の削減やセキュリティの強化は必須となるポイントです。

その問題を解決する機能の一つとしてビジネスグループ作成機能を活用することをお勧めします。

この記事ではビジネスグループを作成するメリットと、作成時の注意点について解説していきます。

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複数人で複数のビジネスを管理する際は、ビジネスグループを活用して作業を効率化しましょう!

ビジネスグループとは

ビジネスグループとは所属するビジネスの管理権限をグループ自身に持たせることで、管理権限の付与を効率化することができる機能です。

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作成するグループ名や所属するビジネスの選択は自由です

ビジネスグループは、GMB管理画面のお店やサービス画面に表示される「グループを作成」ボタンで作成することができます。

下記にある例の場合、管理者者4名×3店舗 = 12回も権限付与の作業を行わなければないけません。

ビジネス名管理権限を持つ人
田中商店田中さん・山田さん・佐藤さん・佐野さん
山田歯科医院田中さん・山田さん・佐藤さん・佐野さん
居酒屋 佐藤田中さん・山田さん・佐藤さん・佐野さん

GMBの管理権限付与は、管理画面から各メンバーに招待を送りメンバーが承認するという流れです。
もしこれをビジネス100件・管理者10名で行う場合、1,000回も招待をしなければいけません!

全てのビジネスに対して管理権限を持つアカウントを1つ用意し、そのアカウントを全員で共有するという方法もありますが、セキュリティ観点から非推奨です。

ビジネスグループを使用する場合

ビジネスグループを作成し、先に記した方法で対象のビジネスを全てグループに所属させます。

そのあと「グループ設定 > グループの詳細画面 > ユーザーの管理」から、管理するメンバーへ招待を送ります。

招待された相手が承認を行えば完了です。

ビジネスグループを使用しないケースと比較すると、グループにビジネスを所属させてしまえば管理メンバーの招待は一度だけで良いため、工数が削減できます。

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ビジネス100件・管理者10名の場合、招待は10回で済みます。ビジネスをグループに所属させる作業も、チェックボックスを入力するのみなので圧倒的に工数の削減ができます。

所属しているビジネスグループにおいて、オーナーの権限を持っていれば管理作業に困ることはありませんが、それはあくまで該当ビジネスの管理権限を持ったビジネスグループの管理権限を持っているに過ぎません。

ビジネスに対して直接的な編集権限を持っていないため、今までメインのオーナーだったアカウントではGMB APIなどの連携を行うことができなくなってしまいます

これを解消するためには、今までメインのオーナーだったアカウントに対して、改めて該当のビジネスに関する権限を招待・付与する必要があります。

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権限が外れるのではなく、通常のオーナーにまで権限が下がるという処理をしてくれれば混乱せずに済むのですが・・・。現状ではこのような仕様になっています。

まとめ

この記事のまとめ
  • ビジネスグループを使えば複数ビジネスの管理権限を複数人に不要する工数が削減できる
  • ビジネスグループに所属させたビジネスにおいて、元々メインのオーナーだったアカウントは管理権限を剥奪される
  • メインのオーナーだったアカウントでは一時的にGMB APIを使用するサービスを活用できなくなる
  • 解消するためには再度ビジネスの権限を付与する必要がある

以上がビジネスグループの概要です。

複数のGMBを管理する際にはとても有効な機能なので、是非活用して工数を削減しましょう。