最近話題のMEO対策ですが『対策するキーワードってどうやって選べばいいの?』とお悩みの方も多いと思います。
そこで本記事では、対策キーワードの選び方から、選ぶ際の注意点・活用方法などを詳しく紹介します。
現役のローカルSEOマーケターが解説致しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- MEO対策のキーワードの選び方
- キーワードを選ぶ際の注意点
- 選定したキーワードの活用方法
MEO対策とは?と思う方は「MEO対策(ローカルSEO)とは?具体的な運用と集客方法を徹底解説!」をご確認ください。
MEO対策のキーワードは【集客に繋がるもの】を選ぼう

キーワードは、お店への集客に繋がるキーワードを選ぶようにしましょう。
集客に繋がるキーワードを選ぶことで、MEO対策の効果を最大限に活かすことが可能になります。

ユーザーのニーズにあっているか?
対策キーワードは、『自店舗を利用するユーザーのニーズにあったもの』を選ぶのが鍵になります。
例えば自店舗が次のような特徴の店舗だったとしましょう。
- 新宿区の和食店
- 全席個室
- 値段設定は少し高め
- 利用シーンは接待やディナーなど様々
その場合以下のようなキーワードを選定するのがオススメです。
新宿 和食 |
新宿 和食 おすすめ |
新宿 和食 個室 |
新宿 懐石料理 |
新宿 接待 |
近くの和食店 |
接待 近く など |
また、以下のようなキーワードも選びがちですが、ユーザーのニーズが広すぎたり、微妙に違ったりするので対策の優先度は低くなります。
- 『新宿 飲食店』
- 『新宿 和食 居酒屋』など
自店舗のサービスに関連性が高いものを選定することで、ユーザーのニーズが絞られ、来店の可能性がアップします。
また、ニーズを絞ることで競合も少なくなるため、上位表示もし易くなると言えるでしょう。
そのため、対策するキーワードは自店舗のサービスに沿ったものを4つ〜8つ程度選定するのがベストと言えます。
検索ボリュームは十分にあるか調べてみよう
選定したキーワードは十分にボリュームがあるか調査しましょう。
検索のないキーワードで上位表示したとしても、そもそも検索がされていないため来店に結び付く可能性は低いため、月に10〜100回以上検索されているキーワードが望ましいです。
キーワード | 検索数 | クリック数 |
月間検索数10のキーワード | 100 | 30 |
月間検索数1,000のキーワード | 1,000 | 300 |
※地域によっては検索ボリュームが少なく、表示されない場合もあるのでサービス名のみでチェックするのをオススメします。
検索クエリの月間検索数を調べる方法はいくつかあります。
- Googleキーワードプランナー・・・地域指定してキーワードvol.の表示が可能(要広告配信)
- キーワード検索数 チェックツール・・・キーワードの検索数が調査可能
- Ubersuggest・・・地域指定してキーワードvol.の表示が可能(一部有料)
キーワードプランナーの場合、Google広告のアカウントを所有している必要があり、月間検索数を調べるために有料ツールを利用するのもお勧めしないため、無料で月間検索数を調べられる「aramakijake」を紹介します。

Google検索の月間検索数だけではなく、Yahoo!の検索数も知ることができるためYahoo!プレイスの対策が必要かどうかも判断できます。
ただし、キーワードの検索数にだけ目を向けるのではなく、自店舗が獲得したいキーワードや競合状況も調べるようにしましょう。 例えば、新規でGoogleマイビジネスを取得したばかりの場合、口コミが100件以上あるマイビジネスが上位表示されているキーワードでは、上位表示までに時間がかかることが想定されます。
現状集客に繋がっているキーワードを調べてみよう
現在集客に繋がっている検索キーワードを知ることで、今後対策してくべきキーワードが見えてくることも。
下記を参考に現段階でお客様が自店舗に来るために調べているキーワードを確認してみましょう。
- 実際に来店したお客様にどのような検索キーワードで調べて自分の店に来たか聞いてみる
- GMBのインサイトから流入キーワードを確認する
MEO対策のキーワード選定の注意点

選定すべきでないキーワードで対策してしまうと、MEOの集客効果を下げてしまう恐れも。
ここではキーワードを選ぶ際の注意するべき点を紹介致します。
ローカルパックが表示されるキーワードを選ぼう
下記画像はローカルパックが表示される検索結果と、表示されない場合の検索結果です。
『中野 カフェ』だとローカルパックが表示されるのに対し、『中野 カフェ バイト』だと表示されません。

ローカルパックが表示されないキーワードで対策を行っても、直接の集客に繋がる可能性が低いため注意が必要です。
自身の選んだキーワードを一度調べてみて検索結果画面にローカルパックが表示されるか確認しましょう。


競合が少ないキーワードがオススメ
キーワードを選ぶ際は、競合があまり対策していないキーワードを対策するのが望ましいと言えます。
例えば『中野 カフェ』のみで対策する場合は、中野エリアでカフェを営んでいるお店全てが競合となるため、上位表示するのは少し難しいかも知れません。

しかし、自店舗が朝早くから営業している場合は『中野 カフェ 早朝』などに注力して対策すると、関連する競合の母数が少なくなるケースもあり、比較的上位に表示がされやすくなります。
実際にそのキーワードで検索してみて、どのくらい競合が表示されるかを確認するようにしましょう。
選定したキーワードのMEO活用方法

この見出しでは選定したキーワードの活用方法を解説。
効果的なMEO対策を行うためにもぜひ参考にしてみて下さい。
投稿にキーワードを含有させる
キーワードを投稿に含有させることで、特定のキーワードで検索したユーザーの目に止まりやすくなります。
例えば『中野 カフェ 早朝』で検索したユーザーに対して投稿を行う場合は、『中野区で朝活するならカフェ〇〇へ!早朝営業やってます』などの文言を入れると集客効果が高まるでしょう。
また、投稿内にキーワードを含有させることで関連性も上がるので順位向上の可能性もあります。
ビジネスの説明内にキーワードを含有させる
Googleマイビジネスの説明テキスト部分に選定したキーワードを含有させることで、投稿と同じく集客・順位向上に効果があると言えます。
ビジネスの説明についてはGMB内の下記画像部分から記載ができます。

まとめ

本記事ではMEO対策を行う上で、大切になってくるキーワード選定について解説しました。
自店舗でキーワード選定する際は、以下のことに気をつけ効果的な運用を行って下さい。
- 自店舗のニーズに近いキーワードか?
- 検索ボリュームはそれなりにあるか?
- ローカルパックは表示される?
- 上位表示はしやすい?
また、トライハッチでは他にもMEO対策に関するお役立ち情報を発信しています。
気になることがあればぜひ他の投稿もご覧ください。


陸上自衛隊出身。ブログ運営をきっかけにWebマーケティング業界に転職。Webディレクター・Webマーケターとして多数のWebサイトやGoogleマイビジネスのコンサルティングを行い、ローカルビジネスのWebマーケティングにおける経験を蓄積した後株式会社トライハッチに参画。現在は、マーケティングチーム課長代理としてクライアントから寄せられるGoogleマイビジネス運用における課題の解決や、MEOの調査・傾向分析を主に行う。