SEO最新情報から考察するGoogleマイビジネスの運用方法とは?

ローカル検索(「地域名×サービス名」)をしているユーザーへの集客に対し、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の活用は非常に重要なものになっています。

店舗オーナー様は、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用をより高度なものにしてきたいというお気持ちがお強いのではないでしょうか。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の評価はGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の内部要素を強化すること以外に、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で設定しているホームページの評価も関わってきます。

そのため、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の最適化だけでなく、ホームページはSEOのアルゴリズムに沿った対応を求められており、おざなりにはできない傾向があります。

※Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の上位表示要因について紹介した記事は下記からご確認ができます。

そこで今回の記事は、SEOの最新情報から考察するGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用方法について、今月2021年1月にGoogleのジョン・ミューラー氏が説明した発言を日本語で紹介しつつ、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用で参考になりそうな事項を考察していきます。

ジョン・ミューラー氏が説明した動画は下記から御覧頂けます。

▽English Google SEO office-hours from January 8, 2021

Googleビジネスプロフィールへ名称変更

2021年11月初旬に「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」へ名称変更されました。本記事では、分かりやすさを重視し、一部「Googleマイビジネス表記」を使用させて頂いております。

SEOで評価を受けるHP(サイト)とは?

SEOで評価を受けるためには、ホームページ全体の品質が左右されます。

品質とは、特に下記を示します。

  • コンテンツの品質:E(専門性)A(権威性)T(信頼性)
  • ユーザー体験:LCP(ページ速度)FID(インタラクティブ性)CLS(レイアウト)

詳細はこちらの記事で紹介をしていますので、ご興味があれば是非ご覧ください。

上記より、ユーザーにとって「有益な情報を得ることができて」、「使いやすい」ホームページを心がけることが非常に重要となっています。

ただし、Googleが指定するガイドラインを違反してこの評価を高めようとすることは絶対にNGです。

次項より、ガイドライン違反はなぜ良くないのかを説明していきます。

ガイドライン違反をしているサイトが上位表示する理由は?

ガイドライン違反をしているサイトが上位表示する理由は?

Googleが定めるガイドラインを違反することでどのようなことが起こるのでしょうか。

Googleは、「ユーザーファースト」を理念に置いており、情報の探し物はGoogleで検索すれば使いやすいし、良い情報が手に入ると感じてほしいという信念があります。

そのため、Googleがこの基準で良い情報が表示されると思い設けているはずが、ガイドライン違反により高品質なサイトでないのに上位に検索結果が表示されてしまう(操作される)ことを嫌います。そのためペナルティ(検索結果からの非表示など)という処置がされることあるのです。

ただ、競合のサイトやGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を見ていると、たまにガイドライン違反をしていないか?というサイトやGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を発見したことはないでしょうか?

Googleはガイドライン違反を嫌いますが、Googleのジョン・ミューラー氏はこう説明しています。

「Googleのアルゴリズムは多角的な要因に基づきランキングを決定している。そのため、もし多少ガイドライン違反をしていたとしても、表示結果からすぐに削除することはない。そのような対応をしていたら検索結果から何も表示されなくなってしまう。」

皆様、ガイドライン違反はしてもいいのか?という考えをお持ちになったかと思いますが、上記の「多少」という言葉に注意してください。

意識的にガイドライン違反をしていない場合でもGoogleはガイドライン違反だと認識していることが多く、ここを意識的にガイドライン違反をしていけば確実にペナルティ(検索結果からの非表示など)を受けることになるでしょう。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の代表的なガイドライン違反として、ビジネス名に正式な店舗名ではない地域名やサービス名を複数入れることで関連性を上げているGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)がありますが、こちらは完全に意図的となるため、皆様は絶対に真似をしないようにしてください。

投稿は一気に公開するべきか?小出しにするべきか?

ペナルティを気にされる方から、よく一気に投稿はしていいのか?などの相談を受けることがあります。

結論、一気に投稿をすることで「ペナルティ」のリスクはありません。

ジョン・ミューラー氏は一挙にページ公開をすることでペナルティ(検索結果からの非表示など)になることはないと提唱していますが、ページのインデックスや、Googleのクローラーがクロールする際のスピードを考えると、徐々に公開をした方が良いとの説明をしています。 

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用でも、最新情報の投稿について期間をあけた投稿が良いかという相談を受けることがありますが、このSEOのアルゴリズムに関する発言を鑑みても、一挙の投稿は問題なさそうです。

ただし、前述した投稿は徐々に公開した方がGoogleにクロールされやすくなる現状と、一挙に投稿をして「ネタ切れ」状態になり、継続した投稿がなくなることを考えると、一挙の投稿は推奨しません。

何も入っていないGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)であれば初期対応で複数の投稿をすることは推奨しますが、現在運用を行っているGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)であれば、週一回程度の継続した投稿を弊社は推奨しています。

全てのページにトップページからリンクさせる効果とは?

全てのページにトップページからリンクさせる効果とは?

SEO的に全てのページをトップページからリンクさせることは重要だが、複雑な規模の大きいサイト程、全てのページをトップページからリンクさせることは現実的ではありません。

そのため、下記を優先的にリンクさせることが重要と説明がありました。

  • 新規公開ページ
  • 自社、自店にとって重要なページ

Googleはトップページからクロールするため、新規公開ページや、自社・自店にとって関連性の高い重要なページをトップページからリンクさせておくことで、よりGoogleに発見されやすく評価を受けることになるとのこと。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用に置き換えてみるましょう。最新情報の投稿商品などにリンクを設置できることはご存じでしょうか。

最新情報や商品の詳細を個別のページで紹介をするためには、リンクを「詳細」ボタンで設置することができ、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)をトップページと考えた際に、最新情報や商品からはリンク設置はGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)から直接関連リンクに遷移させることになるため、SEOの評価で獲得できる事項がGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)でも活用できそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用に興味がある方であれば、HP(サイト)の見直しについてもご興味を持っていただけたのではないでしょうか。

今後も、Googleのアルゴリズムについては弊社でも注力して確認をしていきます。

また、アップデートが行われた際は弊社マーケティングチームが毎月配信している「トレンドレポート」にも詳細が記載されておりますので是非ご一読ください。

もし上記トレンドレポートで理解ができない、またはもっとお話しを伺ってみた、相談してみたいという方はお気軽にお問合せもお待ちしております。