【徹底調査!】Googleマイビジネスの掲載順位とSNS広告の関連性はある?

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を活用する上で、多くの事業者様を悩ませるのはどのようにすれば上位表示ができるのか?ということではないでしょうか。

今回、トライハッチマーケティングチームではSNS広告・Google広告を出稿することで、ローカルSEOの順位に影響があるのかを調査しました。

広告を打つことで一時的な集客が増えるだけでなく、長期的にローカルSEOの順位にも影響が出るのなら一度対策してみてもいいかもしれません。

それでは、ここから詳しく見ていきましょう。

Googleビジネスプロフィールへ名称変更

2021年11月初旬に「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」へ名称変更されました。本記事では、分かりやすさを重視し、一部「Googleマイビジネス表記」を使用させて頂いております。

【分析内容】広告運用とサイテーションの関連性

【分析内容】広告運用とサイテーションの関連性

ローカルビジネスオーナー様の中には「広告運用がGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の順位に影響があるの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。

そこで、なぜ私たちが広告運用することでローカルSEOの順位状況に影響があると仮定した経緯からお話していきます。

前提条件

Googleマイビジネスの順位にかかわる要因グラフデータ
※mozより引用

まず、前提条件として知っておいていただきたいことがサイテーションと言われるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の順位に影響がある指標の存在についてです。

端的に行ってしまえば、ローカルビジネスのWEB上での言及率と言い換えることができます。

※サイテーションについては「Googleマイビジネスで効果のあるサイテーションとは?効果的なサイテーション獲得方法を大公開!」で詳しく解説しています。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、このサイテーションと言われる店舗の言及率を評価の指標としていると言われており、SNS広告でのリツイートやクリックなどがビジネスの言及率をあげると仮定し、調査しました。

とはいえ、広告で集客をかけるには、莫大な費用がかかり、店舗での運用には不向きです。

そこで本検証では、実店舗様が行いやすい金額に設定し調査を実施しています

広告媒体費用
Facebook・Instagram2,000円
Twitter1,000円
Google広告(リスティング広告)2,000円

一度5,000円で広告を打ち、中長期的に効果が見られれば、費用対効果は高いと考えることができますね。

※通常のSEOでは、SNSから送られるリンクはnofollow扱いとなるため、SEOにおいてランキングに影響はないとGoogleは発表していますが、サイテーション(言及率)としては評価が残る可能性を調査した内容となります。

調査業種

今回調査した業種は以下の3業種です。

  • スマホ修理系
  • 整体・エステ系
  • 買取・質系

スマホ修理系はGoogle広告を出稿できないため、SNS広告のみ出していますが、金額は同じ5,000円で作成しています。

【分析結果】広告の質とユーザー行動が鍵に

【分析結果】広告の質とユーザー行動が鍵に

調査の結論から書くと、SNSで多くの人にリツイートやメンション、クリックをされたビジネスはランキングが上昇しており、ビジネスのカテゴリによっては一度実施する価値はある施策と言えます。

特に効果の大きかったのは、整体・エステのジャンルで、特定の集客に影響のあるキーワードで11位から4位に順位が上昇しました。

分析結果詳細

各業種にどのような効果があったのかをまとめると以下の表のような形になりました。

業種広告効果広告配信1週間後の順位への影響
スマホ修理指定キーワードで15位から13位へ上昇
整体・エステ指定キーワードで11位から4位へ上昇
買取・質屋指定キーワードで20位以下から7位へ上昇

この結果から、広告の効果が高い場合WEB上での言及率が高まり、サイテーションが構築され順位に影響があることがわかります。

また今回の調査では、スマホ修理などSNS広告との相性が良くないものは効果が出にくく、逆にSNSとの親和性が高い整体・エステ系のジャンルでは大きな効果を得る結果となりました。

SNS広告はGoogleからnofollowとして公表されているため、被リンクとしての効果は見込めませんがサイテーションとしては効果があると言えます。

まとめ

今回はSNS広告がGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のサイテーションや順位に与える影響を調査してきました。

広告と聞くとなかなか手が出にくいかもしれませんが、今まで一度も広告運用したことがない店舗様こそ、一度少額で運用してみてはいかがでしょうか

その際には、自身のビジネスがどのSNSと親和性が高いのかを見極め、運用することがポイントとなります。