2021年11月初旬、Googleマイビジネスは『Googleビジネスプロフィール』に名称変更されました。
本記事では、GoogleマイビジネスがGoogleビジネスプロフィールに変わることによって、起きた変更点や、今後の考えられる影響について解説していきます。
ローカルSEOに携わっている方や、ビジネスオーナー様はぜひ今後の運用の知識として、参考にして頂けると幸いです。
- Googleビジネスプロフィールの変更点について
- 移行後のユーザーの反応
- MEO管理ツールへの影響について
ぜひ参考にしてください！
Googleマイビジネスの名称が『Google ビジネスプロフィール』に変更！
2021年の11月初旬にGoogleよりGoogleビジネスプロフィールに変更することが発表されました。
今週から、皆様が普段からご利用の Google サービスから直接、ビジネス プロフィールの申請とオーナー確認が簡単にできるようになりました。また、すでにお知らせしましたとおり、サービス名も「Google マイビジネス」から「Google ビジネス プロフィール」に変更してわかりやすくいたします。
引用：ビジネス プロフィールの新たな更新について
なぜGoogleビジネスプロフィールへ変更された？
Googleビジネスプロフィールに変更した理由を公式では下記のように記載しています。
ビジネス プロフィールは、Google マップや Google 検索から管理するのが最も簡単な方法になりました。今後は新たなツールを追加して、ビジネス情報の運用状況とオンライン プレゼンスを高める方法を Google 検索と Google マップだけで把握できるようにいたします。
引用：ビジネス プロフィールの新たな更新について
もう Google マイビジネスのウェブサイトやモバイルアプリをわざわざ使う必要がなくなります。簡単に言うと、「Google マイビジネス」という名称を「Google ビジネス プロフィール」に変更しました。
Googleらしくユーザーの利便性を考え今回のアップデートに至ったようです。
では主にどの部分が変更になったのでしょうか。詳しく解説していきます。
Googleビジネスプロフィールの主な変更点５つ
Googleビジネスプロフィールへの変更による主な変更点は以下の５つです。
- 店舗情報の管理方法
- 公式ヘルプのランキングに関する文言
- マイビジネスアプリの終了
- チェーン店の管理方法
- APIの名称変更
一つずつ解説していきます！
Google検索とGoogleマップから全てのビジネス情報を管理できるように
Googleビジネスプロフィールではユーザーの利便性を図るため全ての情報修正・追加が検索画面及びマップ上のみで完結できるようになりました。
ビジネス プロフィールのオーナー確認や問題解決の手続きが簡単になりました。Google でご自身のビジネスの名前を検索するか、Google マップ アプリの中でご自身のプロフィールに移動すると、そのプロフィールのオーナー確認や問題解決（プロフィールの停止などの問題解決）のためのオプションが表示されます。また、Google 検索で「マイビジネス」と検索しても、ご自身のビジネス プロフィールが表示されます。
引用：ビジネス プロフィールの新たな更新について
今までも情報の修正などは検索画面から行えていましたが、今後数ヶ月のうちに全てのビジネスオーナーが情報の修正からGoogleビジネスプロフィールにおける問題解決を検索画面で完結出来るようになるとのこと。
また『ユーザーに一般公開されているか』『ユーザーに見てもらうためにどうすればよいか』なども把握できるようになるそうです。
店舗情報を修正・追加するにはGoogleマイビジネスのダッシュボードにログインしたり、マイビジネスアプリを開いて情報修正を行うことが主流でした。今後は『マイビジネス』と検索するだけで自店舗の全ての情報修正・追加が可能に。さらにアクティブな運用が可能になります。
下記のようにGMBダッシュボード内でも呼びかけが行われています。
Googleビジネスプロフィールへの変更に伴い、公式ヘルプの文言も変更
名称変更に伴い、公式ヘルプの文言内でランキングの指標である『知名度』が『視認性の高さ』に変更していました。
詳細の文章に大きな変更は無いものの、アルゴリズムの判定要素など変化している可能性も考えられます。
ローカルSEOの順位動向も要チェックですね！
2022年Googleマイビジネスアプリが提供終了
Googleマイビジネスアプリも廃止になり、前述したように今後は検索画面・マップでの管理がメインとなってくるようです。
こちらは便利なツールだっただけに残念ですが、廃止までまだ時間があるのでこれからローカルSEO運用を始める方や、ビジネスを立ち上げたばかりの方はぜひ使ってみると良いでしょう。
オススメ記事：Googleマイビジネスアプリの活用方法をMEO対策のプロが徹底解説！
チェーンビジネスは複数店舗管理が出来る「ビジネスプロフィールマネージャ」に変更
Google マイビジネスのウェブサイトは、複数のプロフィールを持つ大規模なビジネスのサポートを主とするサイトに切り替わり、名称も「ビジネスプロフィールマネージャ」に変わります。
引用：ビジネス プロフィールの新たな更新について
今まで複数店舗を管理できなかったGoogleマイビジネスですが、今後は大規模なビジネスでも管理可能な『ビジネス プロフィール マネージャ』に変わっていくとのこと。
詳細の機能についてはまだ不明ですが、こちらはGoogleビジネスプロフィールとは別にダッシュボードが設けられる仕様になるようです。
また、希望すればGoogleビジネスプロフィールのように検索画面・マップからの管理も可能になるとの事です。
GMBのAPIが『Business Profile API 』へ名称変更
Googleが公式に提供しているGoogleマイビジネスの情報と直接連携できる、アプリ開発者向けのサービスです。Google My Business API を使って作られたアプリケーションでは、GMBのサーバーのビジネス情報のデータ取得や更新、削除、複数店舗・拠点の一括更新などを行うことができ、手作業だと時間のかかる作業をシステム上で素早く効率的に行うことができるようになります。
MEOチェキもGoogle My BusinessAPIを使っています！
ほとんどのMEO管理ツールで使われているGoogle My Business APIですが、こちらも新しく『Business Profile API』に変更。
名称が変わっても現在の機能は維持されるそうです。
Googleビジネスプロフィールに移行した後のTwitterの反応まとめ
今回の変更で各ユーザーはどのような反応だったのでしょうか。
一部抜粋し紹介していきます。
今後もローカルSEOの市場は盛り上がっていきそうです！
各社資料の見直しと修正が必要になりますね！
今回の変更は本当に突然でしたよね！
『MEOチェキ』などGMB管理ツールへの影響は？
これだけ大規模に名称が変わるのだから、MEO管理ツールにも影響はあるよね？
確かに、これだけ各所で変更が相次いでいれば何らかの影響がありそうですが、APIの仕様変更などはなく、MEOツールへの影響はない見込みです。
しかし、前述した「ビジネスプロフィールマネージャ」のような複数店舗向けの機能を今後Googleがリリースする可能性もあります。
そうなると各社の複数店舗向けMEO管理ツールがどのようにバージョンアップしていくかも楽しみですね！
Googleビジネスプロフィール変更点まとめ
本記事では新名称『Googleビジネスプロフィール』に移行するに当たっての変更点や、Googleマイビジネスとの違いについて解説しました。
まだ全面的に名称変更はされておらず、今後随時移行する予定との事です。
また、公式ヘルプにも「これらすべての変更について、今後数か月間に詳細情報をお届けしますのでご注目ください。」と記載があり、今後大幅な変更が入る可能性はかなり高いかと思います。
これからのGoogleビジネスプロフィールに関する最新情報は、ローカルSEOに携わる方は逐一チェックしておくと良いでしょう。
新宿を本社とするWebマーケティング会社でマーケター・ディレクターとしてローカルビジネスのサポート経験を蓄積した後、トライハッチにジョイン。マーケティングチームMGRとしてクライアントから寄せられるGoogleビジネスプロフィール運用におけるコンサルティング・集客課題の解決や、MEOの調査・傾向分析を主に行う。同社にはフルリモートでのジョインであったが、2022年4月より、居住地である香川県高松支社の立ち上げ責任者として従事。2023年からはインハウスマーケターとして、BtoBマーケティングを主な業務としている。陸上自衛隊出身。