Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)上手く活用すれば、集客につなげられることをご存知でしょうか?
しかし、自社運用となると工数の課題や成果につながらないなど課題が山積みになることも⋯
そこで今回は、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用に関する基本的な話から、運用を代理店に任せる理由や選び方について紹介します。
2021年11月初旬に「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」へ名称変更されました。本記事では、分かりやすさを重視し、一部「Googleマイビジネス表記」を使用させて頂いております。
Googleマイビジネス運用の基本
2021年10月に発表されたマイボイスコム株式会社の「スマートフォンに関するアンケート調査(第15回)」によると、2021年9月時点のスマートフォンの所有率は86.9%です。そのうち70%ほどのユーザーが、スマホ用のWebサイト閲覧にスマホを利用しています。
スマホは通話だけでなく、地図アプリをカーナビ代わりに利用したり、店舗情報の確認を行ったりと、さまざまな情報を取得するためのツールとして活用されています。
スマホでの情報検索が日常的となっている現代において、店舗情報の発信頻度や、スマホユーザーの目にとまるよう検索上位に上がっていることが、お店の集客状況に影響してくるといっても過言ではありません。
そこで注目されているのが、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)です。次からは、具体的にどういったサービスか紹介します。
Googleマイビジネスとは?
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは、スマホやパソコンのユーザーが、Google検索やGoogleマップなどを利用した際に、検索結果画面に店舗やサービス情報を表示させるGoogleの無料ツールです。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録すると、最新情報の投稿や魅力ある写真でユーザーにお店の魅力をアピールできます。また、電話やメッセージ機能を通じ、ユーザーからの問い合わせを受けることも可能です。
ユーザー側にも、詳細な店舗情報や口コミ情報をチェックすることで、効率的にお店を探せるというメリットがあります。さらに予約・問い合わせがスムーズにできるため、次のアクションにつながりやすいという特徴があり、集客に有効なツールといえます。
Googleマイビジネスを利用するメリット
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を利用する店舗側のメリットは以下の通りです。
- お客様と交流できる
- 最新の店舗情報や魅力を伝えるのが簡単
- ユーザーの行動を分析できる
- 近隣の見込み客を集客できる
メリットを1つずつ詳しく見ていきましょう。
メリット①:お客様と交流できる
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、電話やメッセージ機能を使用しユーザーと連絡が取れます。また、口コミ機能があり、ユーザーが入力した口コミに対して返信も可能です。
口コミ返信やユーザーとのやり取りを丁寧に行うことで、結果的に顧客満足度がアップする可能性があります。顧客満足度の向上に努めることで、リピーターの獲得にもつながるでしょう。
良い口コミが増えれば、そのユーザーだけでなく、他のお客様にも「お店に行ってみたい」「次回も利用しよう」と思っていただけるチャンスが増え、新規顧客の集客にも役立ちます。
メリット②:最新の店舗情報や魅力を伝えるのが簡単
ホームページを作成し、店舗情報を発信しているお店も多いですが、ホームページ作成には専門的な知識が必要となる場合が多く、制作会社に依頼しているご担当者様もいるはずです。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)であれば、営業時間やイベント情報なども簡単に入力でき、最新の店舗情報や魅力を手軽に伝えられます。ホームページ運用の知識も不要で、制作や更新の費用もかかりません。
さらにGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)には、ウェブサイトビルダーというサービスがあります。
ウェブサイトビルダーでは、ホームページ作成に必要なテンプレートやツール・機能が用意されているため、表示されるメニューや機能の入力画面の案内に沿って進めて行けば無料で作成することができます。
スマホとパソコン、どちらで閲覧しても自動で画面サイズを最適化してくれるため、スマホ版のホームページを作る必要はありません。費用面のコストをかけずに、店舗情報を発信できます。
関連記事:【自社HP!?】Googleマイビジネスのウェブサイトの設定と活用方法とは?
メリット③:ユーザーの行動を分析できる
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)にはインサイトという機能が存在し、ユーザーの行動を分析できます。
- ユーザーがどのように検索し自社のGoogleビジネスプロフィールに辿りついたか
- 自社のホームページへアクセスをしたか
- 情報の検索にどのGoogleサービスが使われたか
このような情報をインサイトでチェックし、上手く活用して分析を行えば、閲覧数が多いページに最新情報をアップして集客につなげることもできます。
メリット④:近隣の見込み客を集客できる
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を使えば、店舗近隣の見込み客を集客しやすくなります。店舗名や住所を入力するだけでなく、「地名+サービス名」といった店舗に関連するキーワード検索で表示できるからです。
Googleマップでは、近隣検索が可能です。そのため「地名+サービス名」で検索をかけた自店の存在を知らないユーザーが、キーワード検索で興味のあるお店を見つけることもあるのです。
こうした近隣の見込み客の集客に役立つのも、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のメリットでしょう。
Googleマイビジネスを運用しないリスク
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は誰でも簡単に運用できるツールですが、運用しないリスクはあるのでしょうか?
考えられるリスクは以下の通りです。
- 店舗情報が改ざんされてしまうリスクがある
- 口コミが言われたままなってしまう
- 見込み客を逃してしまう
リスク①:店舗情報が改ざんされてしまうリスクがある
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、店舗の関係者でなくても情報を更新することができるため、悪意ある第三者によって、実際の内容とは異なる情報を配信されることも。
第三者による情報の更新を防ぐには、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のオーナー確認や認証が必須です。アカウントの乗っ取りも定期的にチェックするようにしましょう。
自社でも登録できますが、代理店で登録の代行もできるので、お任せするのもひとつの策です。
リスク②:口コミが言われたままなってしまう
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に投稿された口コミは、評価の高いものだけではなく、悪い評価の口コミも表示されます。
良い評価の口コミは返信することで、さらに顧客満足度を高めますが、悪い評価をそのまま放置してしまうと、新規顧客が見た際に敬遠する可能性もあります。
口コミの評価に関わらず丁寧に返信することで、店舗側の誠実な対応を示すことができ、いずれは顧客の獲得にもつながっていくでしょう。
リスク③:見込み客を逃してしまう
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を上手に活用すれば、検索された際に検索結果のページの上位に表示される可能性が高くなります。
しかし、自社でGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を運用していなければ、すでに運用中の競合他社が上位に表示されるため、見込み客が他店に流れてしまうという事態も考えられます。
Googleマイビジネスの登録代理店とMEO業者の違いとは?
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用は自社でも可能ですが、Webページの上位に表示されない、閲覧数が上がらない、など思うように機能しないケースも頻発しています。
そこで効率的な運用を行うために、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用を代理店やMEO業者に依頼することで集客を改善することができます。
それではGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用を行う代理店やMEO業者の違いを見ていきましょう。
代理店とMEO業者の違いは以下の通りです。
- 登録から分析までしてくれる
- 公式認定パートナーならGoogleの最新情報を得られる
- 運用をすべてお任せしたい担当者様におすすめ
- Googleマイビジネスを検索上位に表示させるノウハウがある
- コストを抑えたい担当者様におすすめ
- Googleマイビジネスにある程度知識がある担当者様におすすめ
Googleマイビジネス代理店は運用に特化
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用の代理店は、登録から最新情報の投稿やアドバイス、口コミ返信、ユーザーの行動分析などを行います。
そのため、継続してGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用を依頼したい店舗や、運用をすべて任せたいと思っている店舗におすすめです。
MEO業者は分析から上位表示させるノウハウがある
MEO業者のMEOとは、「Map Engine Optimization」の略です。日本語に訳すと「マップ検索最適化」という意味で、Google検索でその店舗が検索上位に上がってくるようにする業者のことを指します。
Google検索でGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を上位に上げる方法は、すべて公表されているわけではありません。しかしMEO業者はこれまでの経験や実績に基づいて、独自のノウハウを確立しているため、MEO業者に依頼すればそのノウハウを使うことができるというわけです。
できるだけコストをかけずGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を運用したいご担当者様や、自分でも一緒に運用していきたいご担当様におすすめです。
Googleマイビジネスの代理店にMEO業者を選ぶべき理由
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を初めて運用しようと思っているご担当者様は、MEO業者に依頼することをおすすめします。以下で詳しく見ていきましょう。
理由①:運用データを分析・改善してもらえる
MEO業者では、運用データを集約・分析。改善が必要であれば、どういった改善が必要なのかを具体的に提案します。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用データの見方や分析にはコツが必要で、分析を見誤ると集客につながらず意味がありません。正しい知識と分析能力を用いることが、集客への近道です。
運用が未経験の場合は、適切に情報を分析できない可能性もあるかもしれません。MEO業者に任せることで、情報を最大限活かすこともできるでしょう。
理由②:MEO対策で順位が改善する
MEO業者であれば、MEO対策も含めて行ってくれるため、ユーザーが検索した際に、検索ページの上位に表示されやすくなります。上位にあれば、閲覧数がアップし集客につながり、最終的には収益にもつながるでしょう。
またMEO対策では、専門のノウハウが必要なことはもちろん、ユーザーの最新ニーズをくみとり、対策キーワードの変更も必要です。最新の情報に対応することで、常にGoogle検索で上位に表示されるようになるのです。
理由③:MEO対策の最新情報を得られる
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の代理店の中には、Google側が認定した「公式認定パートナー」や推奨パートナーと呼ばれるものがあり、Googleの「サイト運営者向け認定パートナー」をチェックすると一覧にもなっています。
公式認定パートナーであれば、Googleの仕様変更など、最新情報を公表する際に情報を得られます。
しかし、アルゴリズムに対して、公式認定パートナーにだけ情報が公開されることはなく、順位を決定するアルゴリズムはGoogle以外に公表されることはありません。
そのため、公式認定パートナーであるからといって、順位や集客改善に繋がることはなく、むしろデータやノウハウを多く持つ、ツールを独自に持つMEO業者の方がより効果的な施策を打てる可能性が高いといえます。
Googleマイビジネスを代理店に依頼する際の注意点
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用を代理店に依頼すると簡単にいっても、代理店の数が多く、どこに依頼するのが良いのかわからないというご担当者様もいるはずです。
ここでは、運用を代理店に依頼する際の注意点について見ていきましょう。
- Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のガイドライン違反をしていないか
- 「全業務の代行」をウリにしている代理店は実態を確認
Googleマイビジネスのガイドライン違反をしていないかチェック
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用は、Googleのガイドラインをもとに行われます。ガイドラインの違反となるような運用を行うと、アカウントが停止されることも。
停止となってもアカウント回復の申請を行えば元に戻せますが、復旧までに1週間ほどかかり、その間はGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を更新できません。最悪の場合は申請が通らないこともあるため、注意が必要です。
代理店の中には、ガイドラインを軽視して、施策を行い、アカウントが停止になることもあります。
せっかく代理店に料金を支払って代行してもらっているにも関わらず、ガイドライン違反によってアカウントが使えなくなっては、運用を依頼している意味がありません。
アカウントが使えなくなることで、集客における損害も大きくなることが予測されます。
代理店を選ぶ際には、ガイドラインに関する考え方をしっかり確認し、定期的にガイドライン違反をしていないかのチェックをすることも大切です。
「全業務の代行」をウリにしている代理店は実態を確認
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の全業務の運用代行を打ち出している代理店を選ぶ際は、どんなサービスに対応しているか、こまかく確認したほうが良いでしょう。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用は多岐に渡り、店舗の最新情報の配信やグーグルマイビジネスに書き込まれた口コミ投稿への返信を行う口コミ代行、ユーザー分析などさまざまです。
自社が求めている代行作業が含まれていない可能性があるため、契約前にしっかり確認しましょう。
また、どのようなノウハウがあって、どんな方法を使って運用していくのかもチェックしてください。その際、これまでの実績を客観的に示す資料も見せてもらうと良いでしょう。
実はGoogle検索での順位を上げるための方法は、すべて公開されているわけではありません。上位にするのは確約できないことだと知っておくことが必要です。
「必ず上位にできます」と言う担当者に出会ったときは、他の代理店を選ぶようにしてください。具体的な方法を的確に説明でき、実績豊富な代理店を選ぶようにしましょう。
他にも、定期的な報告がある代理店やSNS運用など他の集客方法も提案してくれる代理店もおすすめです。
Googleマイビジネスの代理店の料金
最後に、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の代理店に依頼した場合にかかる料金相場について紹介します。
一般的なアカウント運用代行の代理店手数料の相場
一般的なアカウント運用代行の代理店手数料の相場は以下の通りです。
料金相場 | |
初期費用 | 約20,000円~30,000円 |
月額料金 | 1店舗につき約10,000円~30,000円 |
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用に関してのアドバイスや投稿代行の頻度・回数によっては、月額料金が1店舗につき約50,000円~100,000円に設定されている代理店もあります。店舗の予算や投資におけるリターンなどを総合的に考えて代理店を選ぶようにしましょう。
Googleマイビジネス運用代行の料金帯ごとのサービス対応範囲まとめ
次に、料金帯ごとにどのようなサービスが受けられるのかをまとめました。
月額料金 | サービス内容 |
10,000円~50,000円 | ・アカウント開設 ・各種登録(オーナー登録、店舗情報など) ・写真登録 ・投稿代行 |
50,000円~100,000円 | ・アカウント開設 ・各種登録(オーナー登録、店舗情報など) ・写真登録(頻度増) ・投稿代行(頻度増) ・口コミ返信 ・月次レポートや細かい分析 |
100,000円以上 | ・アカウント開設 ・各種登録(オーナー登録、店舗情報など) ・写真登録(頻度増) ・投稿代行(頻度増) ・口コミ返信 ・月次レポートや細かい分析 ・定例会議を実施してほとんどの運用を代行 |
予算を考えることはもちろんですが、担当者様が求めるサービス内容や運用の知識に応じて、代理店を選ぶと良いでしょう。
Googleマイビジネス運用を代理店に任せると効率的
ある程度の運用を代理店に任せるというのは、効率的に集客できる可能性が高い手段だと考えられます。
代理店の中でも、ノウハウを持ったMEO業者に任せるほうが効率的です。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用を始める際は、自社で行う場合と、信頼できる代理店に任せる場合のメリット・デメリットをよく考えて判断していきましょう。
広告代理店でSEO・MEOの経験を積みトライハッチに参画。大学4年間ではアメフトに打ち込み、忍耐力と突貫力を鍛えてきました。
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