近年、Googleマイビジネスの運用は非常に注目を集め大手企業から個店オーナー様まで積極的に活用をされております。

そんなGoogleマイビジネスから集客を強化する施策を「MEO対策(ローカルSEO)」と呼びますが、こちらの施策は自社で運用をすることも可能ですが代理店に委託をすることで強化をすることも可能です。

今回は、自社でも対応ができるMEO対策方法について紹介をしていきます。Googleマイビジネスの運用担当者様にも新しい発見があると思いますので、是非ご一読ください。

MEO対策(ローカルSEO)とは

MEO対策とは「Map Engine Optimization」の頭文字をとった造語となります。

この対策は、Google検索及びGoogleマップで「地域名+業種名」の検索がされた際、検索結果の上位3位以内(ローカルパック)に表示させる対策です。

MEO対策_表示場所

その地域で、そのサービスを受けたいというユーザーに対して表示がされるため、来店確度の高いユーザーに店舗情報を伝えることができます。

営業時間等の基本情報の確認だけでなく、写真等で店舗の雰囲気を伝えることで興味を持ってもらうことができる媒体となっています。

「MEO対策は費用対効果に合うのか」といった疑問や、「実際にどうやるの?」といった疑問が気になる方はMEO対策とは?運用方法と上位表示のポイントを徹底解説!を見てみてください。

SEO対策とMEO対策の違い

MEO対策の紹介を前述させて頂きましたが、「SEO対策」という言葉をお聞きになった方は似ている言葉だと感じられたのではないでしょうか。

SEO対策は「Search Engine Optimization」の頭文字をとったものでMEO対策と密接な関係のある対策となっています。

MEO対策とSEO対策の一致している部分は、どちらも「Googleの検索画面での表示順位を上位表示させることで自社の情報をより多くの方に知ってもらう対策」ということです。

MEOとSEOの違い

また、多くの店舗オーナー様に指示をされている理由として一番大きな理由は、対策費用の違いです。

  • MEO対策:自社対応の場合無償(代理店依頼の場合の相場は、月額20,000~30,000円)
  • SEO対策:自社対応の場合無償(代理店依頼の場合の相場は、月額10,000~数百万円)

SEO対策は非常に複雑で専門性も高くなるため、SEO対策を代理店に依頼をする際はそれなりの予算確保を考える必要があります。

それに比べMEO対策は、シンプルな対策であるため対策項目を抑えられれば自社運用も可能なものとなっています。ただし、シンプルが故に奥が深くノウハウに依存してしまう点はSEO対策と変わらず、その部分は代理店の介入ポイントといっても良いでしょう。

実店舗への集客が上手くいかず悩まれている運営担当者・店舗オーナーの方へ
「Webを用いた店舗集客の方法を改善したい」「店舗の集客を伸ばしたい」場合は、下記からぜひ気軽に資料をダウンロードしてみてください。

バナー

MEO対策が集客に適している理由

MEO対策が集客に適している理由
  • SEOよりも簡単で無料でもできる
  • 来店しようとしているお客様にアピールできる
  • 顧客の来店までの不安要素を取り除ける

SEOよりも簡単で無料でもできる

前述した通り、MEO対策はSEO対策よりも費用を抑え、そして何よりSEO対策と比較すると簡単に運用ができます。

SEO対策も自社運用を行えば無料で対策できるものではありますが、自社運用をするにはそれなりのITリテラシーとSEO対策の知見がないと複雑な対策となるため実施ができません。

それに比べてMEO対策は対策項目がSEO対策と比較し少ないため簡単といわれています。

来店しようとしているお客様にアピールできる

Googleマイビジネス(マップ)が表示されるときの検索方法は「屋号名(店舗名)」での検索か、「地域×サービス名」となります。

MEO対策_直接検索
MEO対策_間接検索

比較的来店確度の高いユーザーに訴求ができるため、自社に興味を持ってくれそうなユーザーに対して効率よくアプローチができます。

店舗情報を「発見」されるかどうかで来店数も大きく変わるでしょう。

顧客の来店までの不安要素を取り除ける

コロナウイルスの影響で外出の頻度も低くなっている今、せっかく外出ができた機会を「外したくない」と考えるユーザーは多く存在していると思います。

自分が求めているサービスを提供してくれる良いお店に行きたいと考える方も増えてきている市場感の中、店舗選びに慎重になることは目に見えています。

そのような中で判断をするために必要な情報は、「写真等の雰囲気がわかる情報」と「他のユーザーが来店された際に感じたクチコミ」です。

店舗選びの不安を解消してあげるためにGoogleマイビジネスを充実させた際に、下記図のような数値に改善がされた実績があります。

※飲食店の実績

MEO対策で飲食店の来店数が伸びた数値

お店に足を運ぶためにより深い情報を取りに来たユーザーの増加数となります。いずれも大きく数値が上昇していることがわかります。

MEO対策を自分でやる方法

MEO対策の重要性をご理解頂いたと思いますが、では自身で対策を行うためにはどのような運用を行えば良いのでしょうか。

これからはその対策方法をお伝えしていきます。

MEO対策を自分でやる方法
  1. Googleマイビジネスに登録する
  2. オーナー確認をする
    3.MEO対策キーワードを設定する
  3. Googleマイビジネス情報を充実させる
  4. 常に正しい最新情報に整える
  5. NAPO情報を揃える
  6. 評価の高い口コミを獲得する
  7. 全ての口コミに返信する
  8. 投稿を実施する
  9. 登録済みのサイトでSEO強化する
  10. 地域に関連性のあるサイトへ掲載する

1. Googleマイビジネスに登録する

まだGoogleマイビジネスの登録が済んでいない方は、まずはGoogleマイビジネスの登録を済ませましょう。

Googleマイビジネスは、Googleが提供するGmailのアカウントを所持していなければ活用ができません。

無料のGmailアカウントを取得し、Googleマイビジネスにアクセスをしてください。

手順に沿って店舗情報を記入すれば登録は完了です。

2. オーナー確認をする

Googleマイビジネスに登録後、自分がこのGoogleマイビジネスのオーナーだという権限を取得する必要があります。

下記の記事にオーナー権限を取得する記事をマニュアルとして紹介しておりますので是非ご参照ください。

3.MEO対策キーワードを設定する

登録しただけでは、店舗情報を多くのユーザーに発見してもらうことができません。

そのため、自分の店舗はどのような検索がされた時に見てもらいたいか?どんな検索がされた時に来てほしいか?という観点でまずは絞り込んでいきましょう。

ただし、自分勝手なキーワードで選定をし、例えば「日本×カフェ」等のユーザーにとって価値のないものを選定することは控えましょう。

店舗のあるエリアや、店舗が提供している強みのサービスについてできるだけ絞り込んで設定をすると良いでしょう。逆に、絞り込み過ぎて検索ユーザーが検索するボリュームが少ないことも良くありません。よく検索されていそうなキーワードかつ規模が大きすぎないキーワードで絞り込んでいくのが妥当です。

4. Googleマイビジネス情報を充実させる

Googleマイビジネスの情報の充実は、先述した通りユーザーの判断を自店舗に向けさせる非常に重要な対応となります。

Googleマイビジネス_充実している

写真の投稿やクチコミの管理、イベントなどがあれば是非投稿機能を使って訴求をしてあげてください。訴求をすることにより、他の店舗と比較検討をしているユーザーを引き寄せることができます。

5. 常に正しい最新情報に整える

来店の機会損失を防ぐために、店舗の情報が更新された際にはGoogleマイビジネスの店舗情報を変更することも忘れず対応して下さい。

店舗の営業時間が営業中になっているけど臨時休業になっている、臨時休業なのに店舗は営業している等の事態があると機会損失やクレームに発展してしまいます。

6. NAPO情報を揃える

MEO対策を実施されている方であれば、「NAP情報」はお聞きになったことがあると思います。

それに加えて、現在は「NAPO情報」という言い方に変化しているのはご存じでしょうか。

下記項目がNAPO情報となり、Googleマイビジネスで更新した最新の情報は他の媒体(例:ぐるなび等)も情報を統一することが必要です。

  • N:Name(店舗名)
  • A:Address(住所)
  • P:Phone Number(電話番号)
  • O:Operating Hours(営業時間)

上記内容を意識し、Googleマイビジネス以外に記載されている店舗情報も統一をしていきましょう。

実店舗への集客が上手くいかず悩まれている運営担当者・店舗オーナーの方へ
「Webを用いた店舗集客の方法を改善したい」「店舗の集客を伸ばしたい」場合は、下記からぜひ気軽に資料をダウンロードしてみてください。

バナー

7. 評価の高い口コミを獲得する

評価の高いクチコミは上位表示に影響があるだけでなく、ユーザーが店舗を比較検討をしている中で重要な判断をするためのコンテンツになります。

来店してくださったユーザーに対し、積極的に依頼をしてクチコミを書いてもらうようにしましょう。

クチコミはできるだけ★の評価だけでなく、テキストを入れ込んで投稿頂いた方がより効果が増しますので依頼方法も模索しましょう。

8. 全ての口コミに返信する

クチコミの返信は、返信されたユーザーはもちろん嬉しく再来店をしてくださるでしょう。

そのユーザーだけでなく、クチコミに対しての返信を見た第三者ユーザーの心理としても真摯にサービスを提供しているお店なのかと感じてもらえる項目です。

また、クチコミの返信に対策キーワードを入れて返信をすることで、検索キーワードとGoogleマイビジネスの関連度が上がりGoogleからの評価も上がります。

Googleマイビジネス_クチコミ返信

Googleマイビジネスの管理画面左カテゴリ「クチコミ」から「返信」を押してテキストを打ち込みます。

簡単にできる内容ですので、クチコミを頂いたら対応をするようにしましょう。

実店舗への集客が上手くいかず悩まれている運営担当者・店舗オーナーの方へ
「Webを用いた店舗集客の方法を改善したい」「店舗の集客を伸ばしたい」場合は、下記からぜひ気軽に資料をダウンロードしてみてください。

バナー

9. 投稿を実施する

最新情報の投稿は店内外の写真やクチコミと同様、ユーザーに来店してもらいやすくなるためのコンテンツを配信できる機能です。

イベントやキャンペーン等、ユーザーにとってお得な情報を配信することで来店の確立も変わるでしょう。

Googleマイビジネス_最新情報の投稿

Googleマイビジネスの管理画面から左カテゴリ「投稿」から「最新情報の追加」を押して画像とテキストを打ち込みます。

こちらも簡単に投稿ができますので、積極的に投稿を行っていきましょう。

10.  登録済みのサイトでSEO強化する

Googleマイビジネスの上位表示化には、Googleマイビジネスの充実化を図るだけではいけません。

MEO対策_上位表示要因

Googleマイビジネスには自社(自店舗)のHPにリンクさせることが可能です。そのHP(オンページ)の強さも評価対象になります。

下記3点について注意し、HP(オンページ)の強化を図りましょう。

  • titleタグに対策キーワードが含まれているか
  • descriptionタグに対策キーワードが含まれているか
  • ページスピード最適化

より複雑なものもございますが、まずは上記内容だけでも確認し修正することをオススメ致します。

11. 地域に関連性のあるサイトへ掲載する

大手の掲載媒体だけでなく、地域に密着した媒体への登録を行うことも関連性を上げるために必要な対策となります。

下記は一例ですが、このような地域密着型の媒体に無料で登録することもお勧めします。

参考:まいぷれ

手頃に登録できる媒体があれば、積極的に登録をしていきましょう。

自分でMEO対策を行うメリット・デメリット

もちろん、MEO対策もメリットだけがあるわけではありません。デメリットも理解することで最適な運用をしていきましょう。

MEO対策を行うメリット・デメリット

【メリット】

  • メリット①低価格で集客改善ができる
  • メリット②認知・PRにも使える
  • メリット③問い合わせや来店を増やすことができる
  • メリット④ユーザーに向けた集客施策がすぐできる

【デメリット】

  • デメリット①専門的なノウハウが必要になりつつある
  • デメリット②順位が下がった時に改善策がわからない

メリット①低価格で集客改善ができる

前述した通り、MEO対策は自身で対策をすれば無料で集客改善ができます。

運用工数がないという方でも、代理店に委託したと場合に月額20,000~30,000円での依頼が可能ですので、集客が増えることでこの投資が超えられる想定がつけば依頼も検討できます。

メリット②認知・PRにも使える

店舗情報がしっかりと露出しているということは、それだけビジネスチャンスを広げていることになります。

例えGoogleマイビジネスから来店に結び付かなかった場合でも、「このエリアにこんなお店がある」という認知を持ってもらうことができます。

次回の来店に期待ができる認知施策にも活きることを想定し根気強く運用しましょう。

メリット③問い合わせや来店を増やすことができる

有料の掲載媒体に掲載している時としていない時で集客数に影響が出たと感じる方は多いと思います。

今の検索市場では、有料媒体よりもGoogleマイビジネスの利用率も大きく上昇してきておりますので、表示をしていれば高い確率で来店に結び付くでしょう。

集客で使われている媒体

参考:集客に最も使われている口コミ・予約サイトは「Googleマップ」

Googlemapの表示率

メリット④ユーザーに向けた集客施策がすぐできる

前述した通り、Googleマイビジネス(マップ)を見ているユーザーは、「屋号名(店舗名)」での検索か、「地域×サービス名」というキーワードでの検索者となるため比較的来店確度の高いユーザーになります。

そんなユーザーにアプローチができれば、来店数も大きく変わるでしょう。

デメリット①専門的なノウハウが必要になりつつある

今までのGoogleマイビジネスの市場はブルーオーシャンだったため、投稿やクチコミを対策すれば上位表示ができていた時代です。

ただ、近年Googleマイビジネスは注目を集めてきています。積極的にGoogleマイビジネスの活用を進める企業様、店舗様が増えたために様々な対応箇所を試行錯誤して運用をしている関係上、細かい運用ノウハウが必要になりつつあります。

細かい運用ノウハウと提示しましたが、SEO対策ほど複雑ではなく、対応項目さえわかれば自身で対応できる範囲です。

デメリット②順位が下がった時に改善策がわからない

今まで上位だったけど、急に順位が下がった!という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自身のGoogleマイビジネスの評価が下がったこともありますが、「競合の順位が上がった」と考えることもできます。

自身のGoogleマイビジネスの分析以外に競合の分析も行うという点では非常に時間と労力がかかるものになります。

 MEO対策で自分で実施して上位表示させるためのコツ

MEO対策で上位表示させるためのコツ
  • Googleのガイドラインに従う
  • 個人でやる場合は半年は効果が出ないと考える

Googleのガイドラインに従う

Googleが評価をして上位に表示させる内容の一つに、「ガイドライン」があります。

下記にガイドラインが記されていますので、こちらに違反しないように運用を行うことが重要です。

Googleマイビジネス_ガイドライン

参考:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン(Googleマイビジネスヘルプ)

自分でMEO対策をやる場合は半年は効果が出ないと考える

MEO対策は対策後すぐに効果が出ることもありますが、基本は中長期的な施策となります。MEO対策だけでなく、SEO対策も同様です。

代理店運用でも3カ月~6カ月を見込んで上位表示を目指している為、自身で運用をする際は最低半年は根気強く向き合うことをお伝えしたいと思います。

MEOチェキなら自分でマイビジネスの分析ができる

いかがでしたでしょうか。

Googleマイビジネスの運用は簡単だとお伝えした中でも、見るべき項目や対策するべき項目は多くあります。

その中で、優先順位となる対策項目は?どれくらいやらないといけないの?今の順位状況は?等、確認する項目を見るだけでも一苦労です。

弊社が開発している「MEOチェキ」は、そのような分析も一元管理できるツールとなっています。

自社運用の為に分析してみたい。一度代理店にお任せしてみるのも良いかも。という方がいらっしゃればお気軽に一度御問合せください。

実店舗への集客が上手くいかず悩まれている運営担当者・店舗オーナーの方へ
「Webを用いた店舗集客の方法を改善したい」「店舗の集客を伸ばしたい」場合は、下記からぜひ気軽に資料をダウンロードしてみてください。

バナー